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いつの間にか呉茱萸湯(ごしゅゆとう)で調子悪くなっていた!
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    JUGEMテーマ:健康

    今回は病院で出されている漢方薬でのお客様の実体験をご紹介させて頂きます。

     

    何年も前から頭痛で病院へかかり、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)をずっと服用している現在57歳の女性の方

     

    最初は呉茱萸湯と川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん:コウブシ、センキュウ、キョウカツ、ケイガイ、ハッカ、ビャクシ、ボウフウ、カンゾウ、チャヨウ)を服用していて、1年ほど前から呉茱萸湯を1日2回でずっと服用しておられます。目的は頭痛です。

     

    先日の7月14日、病院から四逆散(しぎゃくさん)が6日で臨時処方されました。

    ご本人さんにお伺いすると、胃がシクシク痛むので病院へかかったら、医者から「胃カメラをするので、検査するまでの時間、熱かもしれないから四逆散で熱を取ってやると少しいいかもしれないので出しときますね。寝る前にいつもの呉茱萸湯を1回だけ飲んでおいてください。」と言われたとのことでした。あくまで、胃カメラまでのつなぎの役割で処方されたというのです。今の症状の原因やこの方自身の体の状態を捉えてきちんとした理論に基づいて処方されたわけではなかったことに対して、私は残念でなりませんでした。

     

    実際にその方に問診してみると

    ●最近胃がシクシク痛むようになった

    ●鼻の中に出来物が出来ている

    ●少し寝つきが悪い

    ●便秘気味で大草丸(たいそうがん:下剤)を飲んで出している

    ●体が熱く感じる

    ●言われると夜の寝つきも少し悪い気がする

    ●肩こりもあり(少陽胆経の肩井らへん)

    ●手の人指し指(親指側)の先の腫れがある

    ●頭痛も夜や、朝起きたときにこめかみらへんが痛む

    5分くらいの間でもこれだけの証が確認できました。

     

    呉茱萸湯は胃を温めます。胃が冷えていない方が呉茱萸湯を長く服用すれば熱がこもります。胃も痛みます。胃の熱は肺に上がります。肺の出口は鼻です。鼻の出来物も呉茱萸湯で胃と肺を温め過ぎたせいと考えられえます。しかも今は夏で心が力を持ち、血に熱を持ちやすい時期です。血に熱を持てば肺や大腸、鼻や皮膚の働きは抑えられます。もう少しすると夏の土用(7/19〜8/6)にも入り、胃熱がもっと盛んになる頃です。体の熱い感じも、夜眠りづらいのも胸に熱がこもれば起こります。便秘もそうです。手の人差指の親指側は、陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)です。つまり大腸の熱で便秘もするし、指にも熱がこもり、腫れて痛くなっているのです。肩井(けんせい)らへんの肩こりは、この人の場合は肝臓や筋肉の熱のこもりでからです。無理に熱を入れているから筋肉にも熱がこもって巡りが悪くなっているのです。頭痛の場所も胃経です。熱のこもりで起きているように感じました。

     

    四逆散が合っていることと、呉茱萸湯は逆に今はいらないのではないかということを説明させて頂き、納得して頂きました。

     

     

    7月19日に病院へ受診、四逆散が38日分処方されました。

    ご様子をお聞きすると、すこぶる体調が良い!!とのことでした。

    ●胃の痛みが楽になった

    ●鼻の中の出来物も治った

    ●体の熱さも良くなり、寝つきも良くなった

    ●肩こりも楽

    ●指の腫れも治った

    ●頭痛も朝起こらなくなった

    ●便秘も大草丸は服用しているが、出る便の感じが良くなった

     

    全てが改善されておりました。医者からは呉茱萸湯を1回寝る前に飲むようには言われていたが、熱が原因だと自分でも気づけたので呉茱萸湯は飲んでいなかった。医者は呉茱萸湯に戻したい!?、また出したいみたいだったが残薬もあるので今回は四逆散のみ処方されたとのことでした。

     

    呉茱萸湯は温める方剤です。四逆散は冷やす方剤です。温め方、冷やし方、冷やす度合い、病の位置など、細かく言えばたくさんありますが、大きくいうと、呉茱萸湯と四逆散は寒熱が逆です。寒熱を間違えれば、上記のように調子の悪さがきっと出てきます。寒熱を見極めること、非常に大切ですね!勉強になりました(/ω\)

     

    因みに病院のお薬にはこの寒熱に作用するものはありません。漢方薬の1つの大きな魅力です。ご相談はお気軽にツルガ薬局までどうぞ♪

     

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    | 漢方 | 10:10 | comments(0) | - |
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