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大青竜湯(だいせいりゅうとう) 〜 麻黄湯(まおうとう)でも汗が出ない 〜
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    JUGEMテーマ:漢方

     

    先日、スタッフが風邪をひいてしまった時の話です。

     

    夕方頃、接客をしていたあるスタッフが急に寒気を訴え、漢方薬を作ることになりました。先日も書きましたが、風邪は風(ふう)の邪(じゃ)で、体表部から入ります。病が浅く表面にある時は、一般的に汗をかいて治していきます。汗を出させる漢方薬は、たくさんあります。桂枝湯(けいしとう)に始まり、葛根湯、麻黄湯、大青竜湯、桂麻各半湯(けいまかくはんとう)などは一般的な発汗剤ですが、病の位置や体の虚実寒熱によっては柴胡剤(さいこざい)や附子剤(ぶし)、風湿剤(ふうしゅうざい)など、たくさんあります。その方の状態をきちんと捉えて、処方を決めていくことが何よりも大切になります。

     

     

    様子を伺うと、汗は出ておりません。インフルエンザも流行っていますし、風邪の引きはじめということと、その方の状態を考慮して、麻黄湯を服用するようにお伝えいたしました。店頭で1包服用し、30分から1時間後に様子をお伺いしたところ、汗は出ておりませんでした(本来は温かく覆って、体を横にして休めることが大切です)。

     

    翌日経過・様子を聞くと、

    『 帰宅時に麻黄湯1包、寝る前にもう1包服用してから、布団乾燥機でお布団を温め、ちゃんちゃんこを着て、靴下を二枚履いてとにかく汗が出やすいように体を温めた。しかし、一向に汗は出ずサラッとしていて、だんだん頭も脈打つ感じ(頭痛)と動悸がしてきて爆発しそうな感じになって、足とかも熱くて布団から出したい感じになったので、熱を測ると39度あった。

    麻黄湯をもう1包追加して飲み、冷えピタをおでこに張って再度お布団に入ると、ようやく膝の後ろ辺りと背中にうっすらと少しだけ出た感じがして眠れた。

    朝起きて熱を測ると平熱になっていた。 』とのことでした。

     

    この経過・状態を聞いたとき、麻黄湯を大青竜湯に変えて追加して服用できれば、もっと治りやすかったかなと感じました。麻黄湯を服用しても汗が出ず、表に熱がこもり、煩躁(はんそう:わずらわしくさわがしくもだえる)が出ております。ひどい人だと痛みや疼き重い感じも出ます。本来、汗をかくときは、血の熱が皮膚に集まり皮膚が熱くなり、毛穴が開いて熱と水が汗として外に出ます。大青竜湯の状態は、皮膚の裏に熱が集まっているのですが、熱の寄りが強いために毛穴がうまく開けない状態、麻黄湯の助けを借りても毛穴が開けない状態です。この表(ひょう)の裏の熱を石膏(せっこう)にて冷まして、多めの麻黄と、生姜や甘草、大棗、杏仁、桂枝などの働きで発散発汗力を増してあげなければ、正常な発汗が出来ないのです。

     

    このスタッフは治りをよくするためにブリルのお湯割りをどんどん飲んでいたお陰で、汗は出ませんでしたが、おしっこはたっぷり何回も(2時間おきくらい)行ったとのことでした。ブリルの働きで、体内の熱を外に出して治すことが出来たのです。

     

    改めて、ブリルの大切さと、大青竜湯の状態、勉強になりました(-ω-)/

     

     

     

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    | 漢方 | 14:27 | comments(0) | - |
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