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昨日の続き 今度は三女が熱 〜桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)1回で〜
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    JUGEMテーマ:漢方


    昨日の続きになりますが、なんと今度は三女(2歳)が熱を出しました。機嫌が悪くおでこが熱いので測ってみると38度超えていました。昨日のこともありますので、桂枝人参湯(けいしにんじんとう)を1包飲ませて、妻が抱っこしてようやく寝かせました。

    今朝、熱を測ると、平熱です(*ノωノ)
    妻が、「桂枝人参湯って、こんなに熱下がるの?桂枝人参湯を飲ませて昨日抱っこしてぐずっていたけど、1時間くらいしておでこを触ったら、全然熱くなかった。寝たころには熱下がっていたかも・・・」と聞いてきました。
    昨日も書きましたが、『漢方薬はピッタリ合えば、効き目神の如し』(/ω\)フフフ

    ただ、なんで効いたのか、どう効いたのかが分からなければ、意味がありませんので、少し自分なりの解説をさせて頂きたいと思います。
    桂枝人参湯は、人参湯に甘草1gと桂枝4gが加わったものです。人参湯は、胃中の虚冷(きょれい:弱って冷えている状態)に良い漢方薬です。甘草は、急迫(きゅうはく:緊張、つまり、さしせまるような症状)を緩和して、逆をめぐらします(正常に戻します)。桂枝は、表に陽気を与えて整えて、皮膚機能を正常に近づけます。(本当はもっと細かく詳しく色々と働きや違いを説明したいのですが、難しくなるので簡単にさせて頂きます。)

    傷寒論(しょうかんろん)には、太陽病下扁36条に載っています。ここの条文にも書いてある通り、「表裏解せざる」状態を治す漢方薬が桂枝人参湯なのです。桂枝で表、人参湯で裏を、治していくというイメージです。

    また、人参湯はいくつか傷寒論・金匱要略(きんきようりゃく)に出てきますが、その中の1つ、差後労復病(さごろうふくびょう)といって、病気が治ってから疲れてまた再発してしまったときのことが書かれているのですが、その5条では、「大きな病気の後、胃が冷えているために唾が良く出たり、スッキリさっぱりしないとき」人参湯を使うと書いてあります(正確には人参湯の丸剤の理中丸として載っていますが)。人間の中の土台的な役割は、脾胃(ひい)なのです。簡単に申しますと、胃です。病気など、体が弱りますと、土台である胃が弱ります。胃から陽気(ようき:元気、温める、動かすなどの働き)が減った時に、人参湯で温めて補ってあげると、回復が早いのです。

    血が弱かったり、冷えていたり、体内の力に余裕がないと、表をめぐり外を守っている陽気が体内に入ろうとします。内に少しでも陽気を回そうとするためです。また、外の陽気が乏しくなっても内に余力がないため外に回してあげることが出来ません。つまり、表虚(ひょうきょ:表の陽気不足、表の弱り)が起こってしまうのです。

    こういう方、こういう状態を考えていくと、桂枝人参湯がどうして効いたのかが分かってきます。治ってから聞いたことですが、三女も熱が出る前に、喉から耳の下らへんを手で押さえて痛いとぐずっていたらしく、これが裏症、胃の陽気不足を現していたのです。熱が出て表にも陽気が足りなくなり、条文の通り「表裏解せざる状態」になっていたので、そこを補う桂枝人参湯1包で直ぐ治せたのです。
    もちろん、桂枝人参湯で補う状態かどうか、のど痛や熱が、この状態ののど痛や熱なのかどうかを見極めることは、なかなか難しいのですが・・・

    今の時期は、冷たい物や水分結構取りますから、ぜひ皆さんも気を付けてくださいね♪

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    | 漢方 | 10:13 | comments(0) | - |
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