ツルガ薬局公式サイト
ツルガ薬局公式ホームページへ!健康情報や漢方症例などが見れます!
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 頑固なしゃっくり 続き | main | 漢方薬は本当に効くのか・・・!?  〜驚くほどの効果に感動〜 >>
漢方薬を混ぜることはいいことなのか・・・
0
    JUGEMテーマ:漢方


    漢方薬は、その目的とする働きがきちんと発揮されるように、生薬構成、量やバランス、煎じ方や作り方、服用の仕方まで緻密に計算され、実際に人が服用しながら作りあげられてきました。


    同じ生薬構成であっても、その中の1つの生薬のたった1gの差で、大きく働き方が変わっていくこともあります。


    【 甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)と半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)のように、甘草瀉心湯は狐惑病(こわくびょう)という精神的な症状によく効くようになってきます 】

     


    たった1つの生薬の違い、量の違いで働きが変わる、これが漢方薬なのです。
    ここを理解されていない、気づいていない方がたくさんいらっしゃるのが残念でなりません。

     


    また、各々の生薬の働きは、一緒に合わさる生薬との兼ね合いで働き方、作用の場所や範囲なども変わってきます。


    例えば甘草乾姜湯(かんぞうかんきょうとう)という漢方薬があります。名前の通り、甘草と乾姜の2つの生薬が合わさって出来ている漢方薬です。

     

    個々で見ますと、甘草(かんぞう)は味:甘平で、急迫を和らげ逆をめぐらす(正常に戻す)作用があります。

     

    乾姜(かんきょう)は味:辛温で深きを温め、冷えて停滞している水を動かしたり、下痢や嘔、咳、煩躁(はんそう:わずらわしさやさわがしさ)、厥冷(けつれい:手足から冷える)、胸痛、腹痛、腰痛などを治していく働きがあります。

     

    しかし、上述したように漢方薬は合わさることでその独自の働き方をしますので、甘草乾姜湯という処方になると肺を温め、陽気を復し、冷やし過ぎて陽気を損じた場合の誤治(誤った治療)の救急薬などの目的でよく使用します。


    この甘草乾姜湯は、一般的には肺を温めていく漢方薬なのですが、ここに人参(甘微寒)と白朮(びゃくじゅつ:苦温)が加わることで、甘草乾姜湯の温める力は肺から胃に重点を移します。この処方名が人参湯です。


    今度は甘草乾姜湯に、白朮と茯苓(ぶくりょう:甘平)を加えると、この白朮茯苓は利水剤といって水を動かしますので、体の中で水を調節している場所はどこでしょうか・・・、そうです、腎膀胱系ですね。つまり甘草乾姜湯の温める力を、腎へ重点を移します。この処方名は苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)です。腎臓の冷えに使います。トイレが近く、さっき行ったのにたっぷり出る、透明に近い小便の時は、腎が冷えている場合が多いですから、よく効く処方です。

     


    小便もたくさん出て透明で近い、そして後ろからも、つまり下痢も甚だしいとき、こういうときは甘草乾姜湯に附子(ぶし:辛温)を加えて四逆湯(しぎゃくとう)にします。附子は陽気を増し津液(しんえき:血液以外の体液と考えてもらえれば結構です)を保ちますから、前からも後ろからも漏れ出て、津液や陽気などの漏出が止まらない時は良く使います。

    このように、生薬バランスや量などによって、作用点や働きそのものも変わる場合も多々あります。

     


    混ぜて飲んだり、その働きを十分に理解せずに違った状態で服用すると、効果がなかなか出てこない場合もあります。


    きちんとした理論と、状態を捉えて、その時の自分にあった漢方薬を服用するようにしましょう。

     

     

     

    漢方のご相談は、お気軽にツルガ薬局までどうぞ(/ω\)

     

     

    bnr_hp150.gif



     

    | 漢方 | 10:09 | comments(0) | - |
    コメント
    コメントする