ツルガ薬局公式サイト
ツルガ薬局公式ホームページへ!健康情報や漢方症例などが見れます!
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 臓(ぞう)は腑(ふ)を用と為す    〜 胆のう・胃・腸・膀胱の悲鳴は、命のSOS ! 〜                | main | 急な寒暖差、体調変化に注意!  〜 胃の痛み、吐気に大建中湯(だいけんちゅうとう)〜 >>
2019年は土運不及(どうんふきゅう)の年  〜 なりやすい病気、養生法 〜
0

     

    私たちの体は季節ごとに変化していることはご存知のことと思います。春は肝、夏は心、土用は脾(ひ:すい臓のこと)、秋は肺冬は腎の働きが高まります。

     

    これとは別に、その年の運気というものがあります。1年を通しての影響です。2018年は火運太過(かうんたいか)の年でした。2019年は土運不及(どうんふきゅう)の年になります。

     

     

    土運不及の年は、土を表す「すい臓や胃を中心とした消化器系、肉付き(筋肉)、手足、口、乳、湿、中央、土用など」の力が十分に発揮されない、不足して及ばない、弱くなる、未熟になりやい年です。また、信用や信頼、忠実性が弱くなりやすい年でもあります。

     

     

    自然界では土の気が弱りやすい年ですから、土から育つ農作物や木々や植物の育ちが悪かったり、不作や栄養不足に陥りやすくなる可能性があります。その影響は、土から直接根を下ろしている植物等だけではなく、それを食べる草食動物や家畜、鳥や肉食動物、ひいては人間にも、つまり全ての生きとし生けるものに影響が出てくることになります。人の体にとっても、土台が弱るということで、肝臓から筋肉、心臓や血管、すい臓や胃腸、肺や腎臓、生殖器や自律神経、骨格、ホルモン、免疫、精神など全てがぐらつきやすい、弱まりやすくなる危険性があります。

     

     

    まず土台の中心に位置する消化器系が弱りやすくなる年ですから、きちんと食べていても体にとって必要な栄養素が体に残りにくくなります。よく噛むこと、バランスの良い食事と、体を弱らす飲食物(例えばお菓子やパン、インスタントや加工食品、ファーストフードなど)は例年以上に気をつけていかなければいけません。食事で不足しやすい栄養素(アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維など)は、医薬品や健康食品などで意識的に補っていけると良いかもしれません。

     

     

    土が弱い年ですから、土砂災害や地盤沈下、山崩れ、弱ければ不安定になり動きやすくなりますから地震や噴火も起きやすくなります。土は雨や水を吸収し水はけを良くしますから、土運不及の年は水のトラブルが多くなります。洪水や氾濫、津波、反対に適切に水分も保持できない事から、乾いたり干ばつや砂漠化が問題になる場所も出てくると思われます。自然界の影響のことを書かせて頂いておりますが、私たちの体も同じです。水はけが悪くなり水の症状、例えばめまいや耳鳴り、むくみ、喘息、頻尿や尿漏れ、腎臓や膀胱などの泌尿器関連、前立腺・精巣や子宮・卵巣などの働きが暴走しやすくなり、バランスが乱れやすくなります。膝や腰、下半身、骨や歯も不安定になりやすくなります。

     

     

    土である脾胃(ひい)は腎の働きを制御しておりますから、土の力が弱まることで腎の暴走した気は上に衝き上がりやすくなります。この腎気の急な突き上げは、例えば奔豚気病(ほんとんきびょう)などを引き起こします。奔豚気病とは、簡単に言えば字の如く、豚が突っ走る(奔る:はしる)ように、下っ腹から喉や頭まで急な気の突き上げが起きてくる病です。不安や心配、恐怖観念がもとになっている精神症状(うつやパニック、引きこもり、ノイローゼ、心配性など)や、動悸や脈や呼吸の乱れ、てんかん発作のような肉体的な症状も引き起こすことがある病のことです。人間は驚き、悲しみ、不安、悩みや心配は、最後に必ず恐怖に変わっていきます。土運不及の年は、このような奔豚気病などの精神不安症状が出やすくなります。

    腎はホルモン系、内分泌系疾患(甲状腺など)にも関係しますから、これらの病も不安定になりやすくなります。注意しなくてはいけません。

     

     

     

    「脾胃(ひい)は四肢(しし)を主る」と言われ、脾胃(すい臓や胃を中心にした消化器系)の状態は、腕や足の状態を反映します。土である脾胃が弱い土運不及の年は、手足のしびれや痛みが出やすく、その手足の元はお腹ですから、お腹の症状(便秘・下痢・腹満・脱腸・痔など)も出やすい年になります。

     

     

    土は土台ですから、土台が弱れば回復も遅くなり、疲れも取れにくくなります。ケガもしやすくなります。手術や出産、傷や病気からの回復が悪くなります。心の回復も遅くなります。とにかく無理のし過ぎは禁物です。生理のある女性も、例年に比べ体の血を回復する力が弱まりますから、生理や排卵に伴う症状もつらくなる可能性があります。今まで以上に肉や魚、大豆や卵のようなタンパク質を日々バランスよくきちんと食べてアミノ酸が不足しないように意識していきましょう。人は土台が弱れば、声もうまく出せません。無理をすると声枯れも出やすくなると思われます。歌や声を出すお仕事をされている方は、より一層脾胃を大切にしていかなければいけません。

     

     

    「脾は営(えい)を蔵す」と言われ、私たちの体は脾胃で食べた物から血液や体力、体の原料を作っています。その力も弱まりますから、痩せて体力の不足気味の方、小食、骨粗しょう症、低栄養、低体温・低血圧をお持ちの方は体力が落ちないように気なければいけません。精神活動の意志・思考・記憶・集中なども、この働きに因っていますので、あまりクヨクヨ悩んだり、マイナス思考や考え込み過ぎないようにしましょう。

     

     

     

    一昨年、昨年の影響で血と肺が弱っていますので、その上に土運不及の影響が重なってくると、筋肉の病(リウマチや線維筋痛症や痛み、こり、ひきつりの病など)が増え、体は重く内臓も垂れ下がり、痛みが出やすくなります。風邪や肺炎、インフルエンザなどの感染症、またアレルギーや鼻症状も土運不及からの肺の弱りとして出やすいと思われます。冷たい物の取り過ぎや皮膚が冷えないように気をつけましょう。

     

     

    土である脾胃は湿を悪みますから、梅雨や台風の時期にも注意が必要です。湿気を帯びやすい冷たい物の取り過ぎや、あられや煎餅などのもち米、チョコレート、塩辛い物や甘い物などの取り過ぎには普段から気をつけるようにしましょう。

     

     

    「久座(きゅうざ)肌肉(きにく)を傷(やぶ)り 脾を労(ろう)す」と言われ、長く座っていることで、脾胃が疲れて弱ってきます。少しでもいいので体を適度に動かす習慣を作るようにしましょう。大病を患うと、人間は必ず土台である脾胃が弱ります。体力のない人はよく休憩を取るように、土台の上に骨格・筋肉・血液・ホルモン・神経・体力も乗っていますので、ここが全て弱りやすくなります。休み過ぎても久座で脾胃が衰えますし、過ぎても弱ります。その人のその時の状態を見て、適度に気持ちよく体を動かせるといいですね。


     

     

     

    まとめますと、土運不及の年は、体の土台の力が弱い年なので、病気や肉体的・精神的な疲れやストレスからの回復が遅くなります。とにかく無理をしないようにして下さい。すい臓や胃腸の力が弱いので、暴飲暴食、酸味や冷たい物、水分の取り過ぎには十分に気をつけましょう。気が塞がりやすい年なので、あまり根を詰めて考え込まないように気をつけましょう。1年の中では春の時期(2月4日〜4月16日)が、最もその影響が出やすいとされています。何かと環境が変わりやすく、精神的にトラブルが出やすい時期かもしれませんが、前向きに捉え、睡眠を十分に取るようにして、体力の底上げをしていきましょう。

     

     

     

     

    このような運気から、その年の自然界や人間の心身への影響が分かりますので、もし不安に思うことがあったり、早めに対策していきたい方、何かお困りのことがございましたら、お気軽にツルガ薬局 松原店(田邉宗久)までどうぞ♪

     

     

    2019年もどうか皆様が、元気で幸せな方向へ進んでいけますように(/ω\)

     

     

     

     

     

    bnr_hp150.gif

     

     

     

    | 漢方 | 10:21 | comments(2) | - |
    コメント
    いつも楽しく勉強させて頂いております。運気は、ツルガ薬局さんのものが一番分かりやすいので、大変助かります。参考にさせていただきます。
    | ハレハレ太郎 | 2018/12/05 10:48 AM |
    ハレハレ太郎さん、ありがとうございます。少しでもご参考になっているのであれば大変光栄です(/ω\)これからもどうぞよろしくお願い致します(^^♪
    | ツルガ薬局 | 2018/12/05 10:51 AM |
    コメントする