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点滴後の薬疹、その後から顔の筋肉が垂れ下がる 〜 寒熱の根本をみることが大切 〜
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    昨日は、名古屋で毎月行われている山総漢方セミナーの日でした。

     

    そこで、ある薬局の先生の症例なのですが、貴重なお話しを聞くことが出来ました。

     

    50〜60代くらいの男性が風邪をひいて病院へ受診し点滴を3本打って帰宅後、薬疹か蕁麻疹か分からないが出てしまった(写真も有りました)。その数日後に、奥様が薬局に来店され相談。皮膚の赤みと大煩渇(だいはんかつ:水をたくさん飲む)を主目症として、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を処方され、湿疹と大煩渇を治され、その後お顔の半分の筋肉が垂れ下がっきてしまったのを桂枝人参湯(けいしにんじんとう)1〜2ヶ月で治されたというものでした。

     

    肌肉(きにく)から皮膚・皮毛(ひもう)にかけて熱がこもってしまい白虎加人参湯が必要になったものの、この方自身が脾胃から皮毛にかけて元々冷えを持っていたために桂枝人参湯で治ったと考えられます。

    ちなみに、白虎加人参湯は表から裏まで全て熱がこもったような状態、熱が非常に盛んな時に熱を冷やす目的で使う処方です。桂枝人参湯は、裏の土台である胃が冷えて、表の皮膚も冷えているような状態を温める処方です。

     

     

    熱と冷えとは真逆です。なので、冷えが元々ある方なのに白虎加人参湯ほどの熱がこもるのか、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは私たち人間の体ではよく起こることで、非常に大切なことなのです。(参考:白虎加人参湯の寒熱激しい症例

     

     

    例えば、大病を患い亡くなられる前の状態の人で口が渇いて、冷たい物を飲みたい・食べたくなる人がいます。

    また、しもやけもイメージしやすいかもしれませんが、寒い所で冷えてしまうことで手足の末端が赤く熱をもってかゆい、痛い状態の炎症を持ちます。

    体を冷やしてしまい風邪をひいたときもそうです。冷やしたが為に、熱を持ちます(発熱)。傷寒論と金匱要略にも書いてあります、「およそ、寒に傷られれば、即ち病みて熱を為す」と。冷えることでその冷えに対抗するために熱を持つのです。これは体の自然治癒力の反応です。ですので、風邪をひいて熱があるのに熱いからと言って氷を脇の下に当てたり、薄着したり、冷たい物を飲むなどは、自然治癒力を低下させてしまう真逆のことになるのです。

     

     

     

    現代の医学は、このような人間の原理原則、原因や自然治癒力をあまり理解されていないことが多く、大変残念に思うことが多々あります。

     

    冷えれば熱を持つし、熱を持てば冷える、冷えが極まれば熱も極まるし、その逆もまたしかりです。その体の反応は何故おこっているのか、どうやったら治っていきやすいのか、きちんと状態を捉えていくこと、原因を知り治し方を理解することが非常に大切なことなのです。

     

     

     

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    | 漢方 | 11:21 | comments(0) | - |
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