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痔がたった2日で劇的に治った・・・!!   〜 病名や症状ではなく、原因が大切 〜
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    JUGEMテーマ:健康

     

    今朝、あまりにも劇的に痔が良くなった例がありましたので、ご紹介させて頂きます。

     

     

     

    2018年6月25日(月曜日)

    30代後半の女性 久しぶりに痔が出来てしまい、漢方薬ありませんか、とご来店。

     

    先週の土曜日(2018年6月23日)くらいから出来始め、今日で3日目に当たる。

    イボ痔で、下着に触れたり座ったりすると痛い。出血などは無し。

     

     

    さて、もしここで病院へ行き、漢方薬を出して下さいと言えば、すぐ処方して下さるお医者さんがほとんではないでしょうか。

    赤く腫れて痛みがある、痔、ということから枳実芍薬散(きじつしゃくやくさん)や排膿散(はいのうさん)、はたまた桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や乙字湯(おつじとう)など病名や症状で選んですぐ出してくれるはずです。

    これで治ればいいのですが、本来は病名や症状が同じでも、人間顔が違うように原因や体質・状態は違い千差万別です。何より漢方薬は、その人自身が治していきやすいように整えていくお薬ですから、原因や状態が違えばまず効きませんし、治りません。

     

     

     

    病は原因が大切です。原因をお尋ねすると、自分では分からないと言われます。

    (これもよくありますね、ご自身ではなぜなったのか分からない・・・、そりゃそうですよね、分かっていれば気をつけますもんね・・・。)

     

     

     

    さて、ここからが私たち漢方専門相談の腕の見せ所です。

     

    (今回はちょうど2日前のことで、問診時間も2〜3分で短く状態を捉えてお薬をお出しした方なので、記憶が鮮明ですから、どのように問診していったのかも書かせて頂きたいと思います。)

     

     

     

    冷たい物や甘い物、もち米など、食事の面をお聞きいたしました。が、特に悪い所は見当たりません。

     

    睡眠不足、ストレス、体の疲れなど、こちらも自覚症状も生活習慣も特別気になるところはございませんでした。

     

    女性は必ず生理を聞かないといけませんので、お聞きすると、今は生理後1週間くらい経った頃とのことでした。

     

    生理の時によく痔になるのかをお尋ねすると、そんなことはなく最近は全くなっていなかった、とのことでした。

     

     

    では以前に痔になった時は何が原因で、どういう時になったのかをお尋ねすると、スノーボードに行く冬によくなっていた、とのことでした。10年ほど前には冬はスノーボードをしていたので、シーズン中はずっと痔になっていたが、もうスノーボードをしなくなり、冬でも大丈夫とのこと(その当時は、ほぼ毎週末ボードには行っていた)。

     

     

    一番最近はいつ痔になったかを聞くと、2年ほど前に旅行に行ったときになりました、それ以来です、とのこと。

     

    便の状態は下痢も便秘も無し、痔以外の症状は特段辛い症状は無し。

     

     

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    ここまでの問診で、ほぼ原因も予測でき、飲んで頂きたい漢方薬も決まりました。

     

     

    病の原因は労(疲れ)と血虚(けっきょ:血の弱り)からくる血の滞りと捉えました。

    生理後1週間ですから、生理の出血を経ると、どなたでも大なり小なり血が弱ります。肝は血を蔵するところです。つまり貯蔵するところですから、肝臓も弱ります。

     

    私自身も若い頃はスノーボードをよくしておりましたのでよく分かりますが、スノーボードは大変体が疲れます。しかも毎週、シーズン中はよく行っていたとのことですから、必ず肝の弱りがあります(体を温めるために熱を作ったり、肉体疲労を取っていく中心の臓器は肝臓です)。

     

    2年前の旅行の時に痔になったのは、恐らく旅行疲れではないかと考えました。

     

    私たちは口から入れた食べ物を消化し、主に腸から吸収します。腸から吸収された栄養素は門脈(もんみゃく)と言われる肝臓へとつながる血管を通して、重力に逆らい持ち上げながら腸から上に位置する肝臓へと吸い上げられます。そして体に必要なものに合成されて、全身へと運ばれます。

     

    血管には大きく分けて動脈と静脈があり、動脈で栄養や酸素を送ったあとは老廃物や二酸化炭素を受取り静脈を通して心臓へと送り戻しております。下から上に重力に逆らいながら老廃物を持ち上げ戻す静脈には、逆流防止のために弁というものが血管内についているのですが、この門脈には逆流防止のための弁が存在しません。つまり、腸から肝臓への血流は、肝臓の上に引っ張り上げる力、肝臓自身の力に直結しています。

     

    肝が疲れれば、上に正常に血液を吸い上げたり戻したりすることが出来ずに、腸付近、肛門付近に滞ります。その結果がポコッとできてしまったイボ痔なのです。

     

    ですから、この人自身は無理をして過労気味とか、睡眠不足、ストレスで肝臓を弱らせていなくても、生理後は血が弱りますから、普段の食事や生活習慣が変わらないものであっても、血を貯めこむ、血の状態が反映される肝臓(血海:けっかいとも表現されます)が弱り、血が滞って痔になってしまったのです。

     

    疲れを取り、肛門に滞った血液の渋滞を取り、肝臓を元気にする処方が必要ということになります。

     

     

    虚労崩傷内衄湯(きょろうほうしょうないじくとう)を1週間分お出しさせて頂きました。

     

    痛みもひどくて擦れるだけでも痛いというので、塗り薬もご購入されました。

     

     

     

     

    2018年6月27日(水曜日) 朝ご来店

     

    「大変良くなりました。もう治りました!」とご来店。

     

    私自身、えっ!と思い、詳しく経過をお聞きすると、25日の来店後にすぐ1包服用し、夕方に1包、寝る前に1包服用、塗り薬は寝る前に1度だけ塗りました。寝る前には、もうすでに小さくなって、症状も軽快していたそうです。翌日26日は漢方薬を1日3包服用し、塗り薬は一度も塗らなかった(症状が軽快して塗る程の状態ではなかったため)とのことでした。

     

    小さくなったってことですよね?と聞き返すと、「いえ、治りました!全く何もない状態になりました!私も1ヶ月くらい長引くかと思っていました(笑)」と改めて軽快ではなく、治っていることを教えて頂けました。

     

    「その効神の如し」ですね。

     

     

     

    病の原因・状態を捉えることの大切さと、漢方薬はその人の「自然治癒力が最大限発揮できるように整え手助けしていく薬」であることの再認識、改めて勉強になりました(-ω-)/

     

     

     

     

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    漢方専門相談はお気軽にツルガ薬局 松原店(0770-22-8515)までお気軽にどうぞ♪

     

     

     

     

     

     

     

     

    | 漢方 | 13:24 | comments(0) | - |
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