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傷寒論(しょうかんろん)・金匱要略(きんきようりゃく)には全て書いてあった・・・!
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    昨日、東京の朴庵塾(ぼくあんじゅく)セミナーに行ってまいりました。

     

    午前中は痙病(けいびょう)、湿病(しゅうびょう)、暍病(えつびょう)の所だったのですが、以前に書いた記事の例がよく考えればそのまま載っていることに気付きました。

     

    逆を言えば、この傷寒論(しょかんろん)・金匱要略(きんきようりゃく)は約1800年ほど前にまとめられた書物ですが、病気の原因や流れ・経過がもうすでに理解され記されていたということになります。すごいですよね・・・Σ(・□・;)

     

     

    白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう) その効き目神の如し

    この記事にも書きましたように、この子のてんかん発作のきっかけとなったのは入浴です。

    それにより入院することになり、退院後にお腹がパンパンになり、寝返りがうてず、水逆(すいぎゃく:水を吐く)が起こりました。

    白虎加人参湯で治りましたが、この病の流れが痙病の条文に書いてあったのです。今まで何度も読んでいたつもりだったのですが、気づくことが出来ませんでした。

     

    痙病4条

     太陽病 発汗太(はなはだ)多ければ 因(よ)って 痙(けい)を致す

     

     →汗をかかせ過ぎたことにより、痙病(筋肉がひきつる、発作、この場合はてんかん発作)が起こる

    汗をかかせ過ぎたとは書いてありますが、虚弱で陽気が少なく津液(しんえき:体液)が乏しい人や、血虚(けっきょ:血が弱い、少ない)の人は少しの汗でもこの状態を起こします。例えば、出産後の人や、手術後の人などもこの状態を十分に注意していかなければいけません。(この産後の痙病についても、手術後の人の痙病についても、きちんと他の条文に記載はされております。)

    この子供さんも、ベースには血虚があり、入浴により必ず汗が出たであろうと思われます。汗は血の液ですから、血の陽気、津液が出ますから、少しの出方であってもこの子の場合は、条文の「はなはだ多い」という状態になったことが推察できます。

     

     

    痙病7条

     病者身熱足寒・・・・其脈如蛇   

     

     →痙病の症状が書かれております。

     

    痙病8条

     暴(にわか)に腹 脹大(ちょうだい)なる者は解せんと欲すると為す 其の脈故(もと)の如(ごと)く 反(かえ)って伏弦(ふくげん)する者は痙す

     

     →この条文は前7条の条文に続いているものです。痙病の発作的な症状を起こしたものが、そのあとに暴に、つまり急にお腹が張って大きくなるものは、陽気が戻って復してきた証拠だから、病が治ろうとしている、前のように蛇のようにぐちゃぐちゃの脈に戻って内に縮んではっきりしない弦(ビーンと弓の張ったような脈)の脈を示す者はまた痙病が起こるという訳です。

     

    ここに、「発作の後にお腹が張ってくるものは治ろうとしている」と書かれております。この子もお腹がパンパンに張りましたが、治ろうとしている体の反応だったのかもしれません。ここに書かれている通りの経過をたどっているという事に驚きと条文の奥深さを改めて感じました。

     

     

    人の体、病気の起こり方、流れ方、これは不変で変わりないことです。

    こういう原理原則、自然の摂理が書かれている傷寒論・金匱要略。

     

    荒木先生や藤本先生がおっしゃられていたとされる「傷寒論・金匱要略を繰り返し、繰り返し読みなさい。ちゃんと書いてありますよ。」と言うお言葉・・・。本当にその通りですね。

     

     

     

     

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    | 漢方 | 10:29 | comments(0) | - |
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