ツルガ薬局公式サイト
ツルガ薬局公式ホームページへ!健康情報や漢方症例などが見れます!
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 心臓と腎臓の意外な関係性・・・  〜 相性相剋とは 〜 | main | 腕が上がらない妊婦さん  >>
検査数値の落とし穴  〜 腎臓のクレアチニンとGFR 〜
0

     

     

    健康診断や病院の検査で示される検査数値。

    最近よく目にされる機会も多くなってきているのではないでしょうか。

     

    店頭でも検査数値についてよくご質問を受けます。

    検査数値を見ていくにあたり大切なことがあります。

    検査数値はもちろん病気発見や状態把握のための有用な手段の一つにはなりますが、絶対的なものではないということです。また何か1つの数値だけを見て判断するのではなく、いくつかの数値を総合的に見ていく必要があります。継続的に見ていかないと分からないこともあります。そしてもう一つ、検査数値には正常値というものが表示されていますが、病院によって正常値の数字が大きく違うことも少なくありません。厳格に見ていかなければいけない数値もありますが、あまり細かい数値を気にしなくていいものもあります。

     

    さて今回は、腎臓の検査数値で大切な「クレアチニン」と「GFR」について簡単に説明させて頂きます。

     

    先日も書きましたが、腎臓には、血液を糸球体というろ過フィルターに通してきれいにする働きがあります。この血液をきれいにする力、糸球体でろ過された値をGFR(ジーエフアール)という数値で表します。GFRが低いということは、腎臓の働きが悪いということを意味します。GFRの基準値は、60以上と言われています。

     

    このGFRは、\別、年齢、7豈嫦罎離レアチニン(筋肉のごみ)の量、の3つから推算されます。のクレアチニンは、筋肉のゴミですから、クレアチニンが高ければ高いほど腎臓でろ過できていない、つまり腎臓の働きが悪いということになります。クレアチニン(Crとも書きます)の基準値は、男性:0.5〜1.1、女性:0.4〜0.8とされております。

     

    GFRが低くなり、クレアチニンが高くなって、自身の腎機能だけではなかなか血液をキレイにすることが出来なくなると、透析(腎機能を人工的に代替する)が開始されます。この透析の目安を日本透析医学会が発表しております。それによりますとGFRが8未満、クレアチニンは8以上になってから透析を行う方が生命予後が良好で望ましいとされております(細かく言うと他の様々なことで透析導入のラインは変わりますので、絶対的なものではありません)。

     

    さてここからが本題ですが、例えばGFRが10の人が店頭に来られた時に、この数字だけを見て判断することは実はよくありません。上述したようにGFRは筋肉のゴミであるクレアチニンを糸球体でどれくらいきちんとろ過できているかどうかを現した値です。つまりクレアチニンから算出されます。クレアチニンは筋肉のゴミですから、そもそも筋肉が痩せている人はクレアチニンの数値も基準値よりも低く考えなければなりません。80歳のご高齢のご婦人で、痩せて筋肉の量が少ない方のGFR10の場合は、実際のGFRよりも低い、つまり一般的なGFR10の腎機能よりもさらに悪い(低い)と判断しなければなりません。反対に筋肉が多い人でGFR10の場合、一般的なGFR10の腎機能よりも良い(高い)と判断致します。

     

     

    このように検査数値においても、数値だけを見て判断するのではなく、その人自身の年齢や体格、様々なことを考慮しながら見ていかなければ本当の意味が分からないのです。検査数値を見る時も、漢方薬をお出しする時も、その人自身をきちんと見ていくこと、根本を捉えることが大切なことになるのです。

     

     

     

    bnr_hp150.gif

     

     

     

     

     

     

    | 漢方 | 13:41 | comments(0) | - |
    コメント
    コメントする