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秋の土用に入ります  〜 2019年10月21日〜11月7日まで 〜
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    2019年の秋の土用は、10月21日から11月7日までとなります。

     

     

    土用の時は、土の気が旺(おう)していて力をもち、体の土台・地面に当たる部分が動きやすくなっておりますので、今まで病状が安定している方でも症状が悪化しやすかったり、不安定になりやすい季節になります。またバランス的に腎・膀胱系の働きが抑えられやすい季節にもなりますので、特に腎臓が弱い方ご注意下さい。手術や、歯を抜いたり、体に負担がかかるような検査は極力避けるようにして下さい。

     

     

    一般的に土用は体の水はけが悪くなりますが、秋の土用は冷えや熱の寒熱症状が特に出やすくなります。胃を中心にした消化器系が頑張る時ですから、食欲が増す人もいらっしゃると思いますが、胃に負担をかけないように腹八分目、よく噛んで、冷えた物や甘い物の取り過ぎには気をつけるようにしましょう。

     

    また、この時期は特に長い立ち仕事をしている方や、マイナス思考や不安や恐怖、悲しみ想う感情があまりに強いと、骨や腎に無理がかかり、腰から下の症状が出やすくなります。下半身を冷やさないように、体も心も無理し過ぎないように気をつけて下さい。

     

     

     

    もし体調崩されてしまったときには、ツルガ薬局までお気軽にご相談下さいませ。

     

     

     

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    | 漢方 | 15:14 | comments(0) | - |
    漢方薬って長く飲まないと効かないと思っていませんか・・・!? そんなことはございません!♪
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      初めてのお客様からは、「漢方薬って長く飲まないと効かないんですよね?」と店頭でよく尋ねられます。

       

      結論を申しますと、漢方薬は1回飲めば1回分の効果は出ます。

      病が浅い場合は、すぐ治ります。

      病が深い場合、長年の原因がある場合は、その人自身が治していきますからそれなりに必要な時間はかかるでしょうが、効果的には実感を別にすれば、すぐに効いているのです。本当に実感しやすい人は1回、1日でも分かります。

       

       

       

      最近の症例を一つご紹介させて頂きます。

       

       

      42歳女性(8歳の子供1人) 痩せ型

       

      2019年(土運不及)99日御来店

       

      <主訴>

      今年の8月終わりから疲れがどっと出て体調すぐれない(3年くらい前から少し買物してもしんどく休みたくなるほど)。不安感、動悸あり(体つかれると特に不安感動悸感じる)、恐怖感から体こわばることもあり。胸がざわざわして落ち着かない(緊張した状態、生理前に多い、自分では更年期症状かと思っている)。

       

      <その他の情報>

      3年前の同時期にも初めてこのような症状になり数ヶ月悩まされた。(この時は徐々に回復できた)

      5年前に乳がんになる、今年の8月の初めにもしこり(良性)が見つかり手術

       

      <状態>

      血圧(10090/60

      痩せ型

      首筋のこり(クーラーなど風が当たると特に)、食欲不振(疲れ感じると全く食べたくない)、腰痛、冷え性(体冷やさないように注意されている)

      生理周期:2324日 3日目から出血量少量で45日で終わる感じ(昔は量も多く1週間ほどあった)

      緊張すると脇汗、手汗あり

      よく眠れる、頭汗なし、口渇なし、口乾なし

       

       

      <考察>

      食事のバランスや水分摂取もそこまで悪くなく、冷えに対する養生もきっちりされている方でした。ただ血虚(けっきょ:血の弱り)があり、ご自身でも出産後からの体力低下も感じるようでした。生理周期の短さ、出血量、そして疲れ方も、買い物でも休みたくなるほどですから、血虚を通り越して亡血(ぼうけつ:血が亡くなるほど弱った状態)までいっていると感じました。人は大病後やひどく疲れることで、体の土台である脾胃(ひい:すい臓・胃を中心とする消化器系)が弱ります。この脾胃を養っているのは血と陽気(熱エネルギー)です。この方は疲れると、動悸やざわざわ感、精神的にも緊張や不安を感じやすくなっております。血からくる精神不安です。血が弱く、体の土台まで弱っていて、日常生活の行動でさえも負担になるほどの状態ですから、亡血を補う漢方薬(血に陽気を入れる)2週間分とコンクレバン3本(130L12回)をお勧め致しました。

       

      ※コンクレバンの役割

      コンクレバンは血の原料、体の原料であり、食事のバランスは悪くないものの量が足りていない習慣が続き今の血の弱った状態になったと考えられますから、日々の食事で足りていない体の栄養・原料を少しでもコンクレバンで補う必要があります。

       

       

       

      <経過>

      2019924日御来店

       

      体の疲れ、だるさ、大変楽になり、動けるようになった

      首筋のコリも楽になり、動悸・不安感も減った

      食事量も以前は少量しか食べられなかったが、食べられる量が増えてきた

      (→これは血の陽気が胃に回る、つまり胃の陽気が増えたためであろうと考えられます)

       

      非常に体調が良いので同じものを1カ月分下さい、と言って下さりました。

       

      今ちょうど生理前(明日くらい始まるくらい)でザワザワ感は今日感じる、とのことでしたので、生理前は子宮に血が集まりますか、子宮は血室(けっしつ:血が集まる部屋)であり、血虚や亡血がある方でも、血の熱の寄りが影響して様々な症状が出ます。ですので、漢方薬は少し加減させて頂き、生理に絡む精神不安症状や胸のザワザワ感が楽になるような漢方薬を追加させて頂きました。

       

      漢方薬 1ヶ月分、コンクレバン 3本をご購入いただきました。 現在も続服中です。

       

       

       

      この方は2週間でも今までの体の状態との違いをはっきり感じていらっしゃいます。漢方薬の効き目は、とても自然的で無理やりなことはせず、その人自身が治していく中で早く治りやすいように自然治癒力を手助けしてくれる役割があります。

       

       

       

      もしなかなか治ってこない症状でお困りの方は、ツルガ薬局で一度漢方専門相談をしてみませんか?

       

       

       

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      | 漢方 | 13:35 | comments(0) | - |
      背中の痛み
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        今回も症例を書かせて頂きます。

         

        2019年8月16日

         

        2日程前から背中(少し左側、胃の後ろ辺り)がギュッと差し込むように痛いという50代の女性

         

         

        空腹時になると背中の痛みが強くなるような気がする、何か食べると少しマシになる気もするが、食後だから起きないという訳ではなく、朝から晩まで1日中不規則的に起こる(立っていても座っていても、クーラーでも変化なし)

         

        痛くなるとその背中の箇所を手で押さえると少し楽になる感じあり

         

        胃の症状はなし、口渇なし、舌は渇きなし・苔なし、大小便にも変化なくそれ以外の気になるところも無し

         

        本日で3日目だが良くなっている気配なし

         

        ご自身で思い当たることは、ここ最近確かに冷たい物は多かったかもしれない(冷たい飲料水、スイカなど)というくらい

         

         

         

        さて考察するに、この人は以前に三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)で手の痺れが治った方です。

         

        三物黄芩湯は、血虚(けっきょ:血の弱り)して血に熱を持ち、そのため肝に熱を持った状態を治す処方です。つまり血や肝に熱を持ちやすい体質であることが分かります。

         

        暦は立秋を過ぎ秋に入っております。秋は「肝」の働きが抑えられやすい期節になります。血を蔵(ぞう)する肝が抑えられれば、この方の場合であれば血にも熱を持つようになります。

         

         

        背中の痛みはいったいどこから来ているのか、ちょうど胃の後ろ側ですから、空腹時や食後の微妙な変化も考慮しても恐らく胃がもとになっていると思われます。金匱要略(きんきようりゃく)の「胸痺心痛短気病(きょうひしんつうたんきびょう)」の背痛も、元は胃の虚(きょ:弱り)があり、体の虚、上焦(じょうしょう:肺や心臓の位置)の陽気不足が原因で起こるとされています。

         

        この方は「冷たい物を取ることが続いた」とおっしゃっておられますから、胃を冷やして弱らして、それが胸痺(きょうひ:胸中の活気・陽気が不足して痛み痺れる病)となり背痛に出ていると考えました。

         

         

        元となっている冷えを取らなければいけませんから、温める漢方薬を2回分(店頭で一回服用してもらい、今日の寝る前にもう1回服用)、偏った血の熱を冷まし、肝や背中の筋肉のコリをとり、気血の巡りをよくする漢方薬を2日分(今日は夕食前1包、明日から1日3回で服用)処方致しました。

         

         

         

         

         

        8月17日 夕方ご来店

         

        「今日は朝ご飯の前に1包服用しただけですが、3日間毎日数時間おきにずっと起こっていた背痛が、今日は一回も起こっていません。」

        とご報告頂きました。半日くらいで治っちゃったんですね、良かったです。

         

         

         

         

        先月から今月にかけて「背痛」を訴えるお客様が増えております。

         

        クーラーや冷たい物、水分摂取の影響を受けて胃が弱っている人も多く見受けられます。

         

         

        あえて寝る前には温かい物を取るなど、体を冷やし過ぎないように気をつけて下さい(*ノωノ)

         

         

        症状が出てお困りの方はツルガ薬局までお気軽にご相談下さい(/ω\)

         

         

         

         

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        | 漢方 | 10:58 | comments(0) | - |
        声がかすれる、イボ痔、膀胱炎、大量の汗
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          今日は、症例をご紹介させて頂きます。

           

           

           

          2019年(土運不及)7月23日 ご相談 40代女性

           

          数日前から持病のイボ痔が再発、生理も重なり、膀胱炎になりそうな感じもあり(痛いわけではない)、夕方くらいになると声がかすれて出にくくなる(手足の冷えはなし)

           

          このような症状でのご相談でした。

           

          病の原因が大切ですから、思い当たることをお聞きすると、「母の介護で、お風呂に入れて汗だくになって疲れ、体も冷えたかもしれません。無理になっていたのかなぁ・・」とのことでした。

           

          生理が重なり、労があるので「当帰建中湯加阿膠地黄(とうきけんちゅうとうかあきょうじおう)」をお出し致しました。

          生理での血虚(けっきょ:血の弱り)と労(つかれ)を取る目的でこの処方に決めました。

          この方は、今までも何回か漢方薬を作らせて頂いている方で、当帰建中湯もよく合う方です。

           

           

           

          その日の夕方再来店され、飲んでまだ実感がそこまで出ておらず、夕方に入り少しのどの声が出にくく、かすれるような感じも出てきた、とのことでした。

           

           

           

          五行(ごぎょう)で五役(ごやく)と言い、「声を主(つかさど)る」のは肺とされています。肺は気を蔵(ぞう)している場所です。声は陽気(元気・熱エネルギー)そのものですから、体の土台である脾胃(ひい)を補うことに加え、肺と血の陽気を補わないといけない状態まで弱ってしまっています。こういう方は、「過労亡血湯(かろうぼうけつとう)」が必要です。過労亡血湯を追加でお渡しし、店頭で1回すぐに服用して頂き、今日の寝る前にもう一度服用するようにご説明させて頂きました。当帰建中湯加阿膠地黄を1日2回、過労亡血湯を1日2回で服用するようにして頂きました。

           

           

           

           

          7月25日

          体も楽になり、声も出るようになり、痔も治まり、膀胱炎も大丈夫になったとご報告頂きました。

           

          このご報告の後に1つご質問されたことがあります。

           

          「実はこの漢方薬を飲み出してから、変わったことがあるのですが・・・。今まで食事を食べる時におでこや頭から流れるほどたくさんの汗が出ていました。座っている座布団も汗で濡れてしまうほど、自分でも異常じゃないかと思うほど汗が出ていました。クーラーをしないと食事を食べられないほどでした。しかし、この漢方薬を飲んでから、食事中の異常な汗が出なくなりました。なぜなんでしょうか・・・」

           

           

          なぜ異常な汗が治ったのか、私はこの方に「尿の出が良くなったのではないですか?」とお聞きいたしました。

           

          確かに今までよりももっと出るようになりました、とのことでした。

           

           

          疲れによって陽気が不足したことと、脾胃(ひい)の弱りが重なって尿の出が悪くなっていたのです。

           

          漢方薬たった2日分ですが、不足が補われ、弱りが回復されたことで、自分で正常にきちんと小便で体内の水分を出し切れるようになったのです。

           

           

          体の中で、頭、特におでこは陽気の盛んなところで気が発散されやすい場所です。気(陽気)が発散するときに、陰(いん)である水も汗として出やすくなります。水分が停滞すれば、少しでも体の出しやすい場所から、出しやすいタイミングで出るのはごく自然・当然のことです。食事中は胃に食べ物が入りますから、熱エネルギーが胃で作られ、その熱に蒸されて、出やすいおでこや頭から汗が出るのでしょう。座布団が濡れるほど、ですからこの方の水分の停滞の位置は下半身に多いのではないかと思います。一般的に下半身の水は小便で出しやすいため、漢方を服用してから尿量が増えたというのがその証拠です。

           

           

          このように漢方薬で気を補って、その人自身で整いやすい状態を作っていくことは、その人自身も気づいていない症状の改善にも繋がっていくことが数多くあります。

           

           

          つらい症状や病気でお悩みの方、お気軽にツルガ薬局までご相談下さい。

           

           

           

           

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          | 漢方 | 10:00 | comments(0) | - |
          秋の養生法 (2019年8月8日から秋に入ります)
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            2019年8月8日は立秋になります。暦的には秋に入ります。

             

             

            秋は、肺・大腸・鼻・皮膚などが力を持って頑張る期節になります。

             

            ここが力を持って頑張るためには、肝や胆のう、筋肉や自律神経などの力を必要とします。

             

            脾胃(ひい:すい臓や胃)の消化器系の力も必要になります。

             

             

            肝や脾胃の力を借りて、秋の肺はしっかりと頑張れるようになっています。

             

             

             

            この時期気をつけて頂きたいこととして、

             

            /緤の取り過ぎや冷たい物で胃腸を弱らし、脾胃の力が弱らないように気をつけましょう。

             

            ▲織鵐僖質(肉や魚、卵、大豆類など)をしっかり食べて、血が弱らないようにしましょう。特に貧血の方、女性だと生理後、出産後、授乳中、手術後、夏バテからくる欠食や偏食、胃酸分泌を抑えるお薬を服用されておられる方などは、血となるタンパク質・アミノ酸が不足する恐れがあります。しっかり補っていきましょう。

             

            今までの夏の時期と同じような感覚でクーラーをかけ過ぎると、皮膚が冷え、その元である肺も弱ってきてしまいます。クーラー病に気をつけていきましょう。

             

             

             

            また最近、帯状疱疹、痛風、坐骨神経痛のご相談が増えております。

            ご注意ください。

             

             

             

            8月8日〜10月20日まで秋になります。

             

            肺の陽気がしっかりと養われ収まるように、養生していきましょう。

             

             

             

            漢方薬や養生法、健康のご相談は、お気軽にツルガ薬局までご相談下さい(/ω\)

             

             

             

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            | 漢方 | 10:33 | comments(0) | - |
            唇の水膨れ 風邪様症状
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              今日は症例をご紹介致します。

               

               

              2019年(土運不及)6月27日

              下唇に水ぶくれの袋が生じて、何か塗り薬が欲しいとご来店された20代男性。

               

              よく日に焼けておられ、体格も良い方です。

               

              ご様子をお聞きすると、昨日から頭痛、熱っぽさがあり、市販のEVEを服用。のど痛と鼻も少し出る。

              寒気も少しあり、喉の渇きも確認するとありとのことでした。

               

               

              最初はヘルペスかと思い、診させて頂いたのですがヘルペスっぽくありません。この水膨れのような腫れは一体なんなのでしょうか。

               

              漢方を勉強されている先生方の中で、ここでピンと来られる人も多いのではないでしょうか。

               

              そうです、肉上粟起(にくじょうぞくき)とか結胸(けっきょう)の原理と同じではないかと私は考えました。

               

               

              正常な熱の移動が急に冷やされることで、行き場を失った熱と水が出来物のように腫れてくる「肉上粟起」の原理

               

              強い熱の塊を一カ所に留めるために体内で冷やす働きを持つ水が熱の周りを取り囲む「結胸」の原理

               

               

              ご本人様にも確認したところ、このような状態になる前に、寝不足と疲れ、無理をなさっていたことが分かりました。

               

               

              外のお仕事で紫外線も当たりよく焼けておられます。焼ければ皮膚や唇は熱を持ちます。冷えた水分もよく飲み体を冷やし、さらに寝不足と疲れにより熱や水の正常なめぐりを低下させ、発散不良にもなります。皮膚や唇の熱を冷ますために体内の水が集まり停滞してしまい水ぶくれが生じたと考えました。熱っぽさ、寒気や鼻の程度、のど痛、口渇、体格や体質などを考慮して越婢加半夏湯(えっぴかはんげとう)を2日分処方致しました。内からの原因ですので、塗り薬はいらない事もご説明させて頂きました。

               

              もちろん、回復力と免疫力を高める「瑞芝(ずいし)」の服用と養生法はきちんとお伝えさせて頂きました。

               

               

               

              7月17日御来店された時に、6月のご様子をお聞きしたところ、「飲んですぐ効きました!スッーと水膨れが引いてすぐ治りました!」とご報告頂きました。

               

               

              やはりきちんと養生して頂きながら漢方薬を服用すると、自然治癒力の回復が早いですね♪

              良くなられて安心致しました(*ノωノ)

               

               

              越婢加半夏湯をもっと知りたい、他の症例をご覧になられたい方は、以下からご覧頂けます。

              呼吸が入りにくい 越婢加半夏湯

              越婢加半夏湯(えっぴかはんげとう) 〜 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)との違い 〜  

              越婢加半夏湯(えっぴかはんげとう) 〜越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)との違い〜

               

               

              どんなお悩み、ご相談でもお気軽にツルガ薬局 松原店までどうぞ(/ω\)

               

               

               

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              | 漢方 | 11:14 | comments(0) | - |
              夏の土用  〜 2019年7月20日から8月7日まで 〜
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                2019年7月20日から8月7日までの18日間は「土用(どよう)」になります。

                 

                一般的に「土用はウナギを食べる!?」ことが有名になっておりますが、実は土用というのは年に4回、季節の変わり目にあって、次に訪れる季節に備え体の土台が頑張って働く季節になります。

                 

                 

                 

                ★夏の土用の3大注意点

                 

                胃腸、すい臓に無理をかけない!

                土用中は特にすい臓や胃が頑張って働く季節です。暴飲暴食、冷たい物、甘い物、水分の取り過ぎに注意して下さい。

                 

                腎臓、膀胱、骨、脳、尿、腰、膝、子宮などに症状を持っている方は要注意

                これらの働きが抑えられやすい季節になります。

                 

                病気が回復しにくくなる恐れあり!

                 風邪や体調不良、抜歯や手術などの後はいつも以上に注意が必要です。

                  

                 

                土用中に体調を崩すと症状が激しく治りにくくなります・・・

                 

                例えば、歯茎が腫れて1ヶ月以上、口が開けられない程の状態になってきた43歳女性。3か所の歯科医院で治療するも日に日に悪化してきて、抗生物質や鎮痛剤を服用しても効果なく、困り果ててご来店。土用の時期に絡んでいたため、夜も眠れず、物も食べられないほど激しい状態でしたが、漢方薬などの服用で、1週間程で気にならないくらいまで回復されました。

                (この症例のもっと詳しい経過と漢方処方をご覧になりたい方は → ツルガ薬局ブログの「土用中の手術・治療は要注意!」

                  http://blog.tsurugayakkyoku.com/?eid=91 でご覧頂けます。)

                 

                 

                 

                土用の時は、体の土台・地面に当たる部分が不安定になりやすい時です。

                 

                そのため病状が悪化したり、回復しにくくなったり不安感や恐怖感も感じやすくなります。

                 

                また腎・膀胱系の働きが抑えられやすいので、水分代謝異常(むくみやめまい、耳鳴り、尿のトラブル等)も増えてきます。口や歯茎、腰や膝、筋肉などの症状も訴えやすくなります。

                 

                 

                 長い立ち仕事をしている人、クーラーや冷たい物、水分の取り過ぎなどで胃や皮膚を冷やしてしまっている人、甘い物がお好きな人、慣れない運動や作業、過労疲労、食べ過ぎ飲み過ぎ、睡眠不足、ストレスが多い人は特に症状が出やすくなります。

                 

                 

                 

                 

                ご心配なことがありましたら、どんなご相談でも結構です、ツルガ薬局までお気軽にご相談下さいませ。

                 

                 

                 

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                | 漢方 | 18:33 | comments(0) | - |
                2019年 5月6日から夏に入りました   
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                  2019年は5月6日は立夏になり、ここから夏に入りました。

                   

                   

                  夏は「心(しん)が旺(おう)する期節」です。

                  ここでいう心とは、心臓や血管血液、循環器系、血圧、脈、舌や小腸、精神である神、熱、汗などを総称して表現しております。

                   

                   

                  簡単に言うと、夏は心臓や脈、血管・循環器系が頑張っている期節なので、無理をするとここに熱がこもりやすくなりますよ、ということになります。

                   

                  また夏は、バランス的に肺や大腸、皮膚や鼻の働きは抑えつけられやすくなる期節です。ここが弱い方、持病をお持ちの方は特に注意して下さい。2017年、2018年と血の弱る年が続き、さらに昨年は火運太過(かうんたいか)の年で、その上に今年は土運不及(どうんふきゅう)の年ですから、肺、大腸、皮膚や鼻が大変弱っております。風邪や咳、呼吸器系、アレルギー、長引く方や症状が激しい人が多くなっております、十分体調管理お気をつけください。

                   

                   

                  その人に合った夏場の養生法や、食事のバランス、食材がありますので、ご興味のある方はお気軽にツルガ薬局 松原店までご来店くださいませ。

                   

                   

                   

                   

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                  | 漢方 | 09:51 | comments(0) | - |
                  2019年 春の土用
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                    2019年の春の土用は、4月17日から5月5日までとなります。

                     

                    今年は土運不及の年ですから、特にこの春の土用は要注意です。

                     

                     

                    ゴールデンウイーク明けくらいまでは、甘い物や胃腸が弱る水分や食べ物の取り方、体の土台である脾胃(胃を中心にした消化器系)が弱らないように、お体も無理しないように気をつけて下さい。

                     

                     

                     

                    ツルガ薬局公式ホームページへ!健康情報や漢方症例などが見れます!

                     

                    | 漢方 | 09:33 | comments(0) | - |
                    2歳の子供の滲出性中耳炎の予防
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                      先日ご相談のあった、2歳の子供さんの滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)についてご紹介させて頂きます。

                       

                       

                      お母さんよりご相談いただいたのですが、2歳のお子さんが頻繁に滲出性中耳炎を起こしてしまうようで、2〜3か月後にある手術を控えているため、できる限り体調を崩したくないので、ぜひ漢方薬でいいものがあれば飲ませたいとのことでした。

                       

                       

                      滲出性中耳炎を起こすと、耳鼻科で抗生物質などのお薬が処方されるようで、抗生物質の子供さんに対しての副作用なども気にされておられました。

                       

                       

                      現に抗生物質の過剰摂取の問題として、生物学者のアランナ・コリン氏などは、腸内細菌が乱れ免疫など様々な悪影響が出ていると警鐘をならしております。

                       

                      例えば、85千人を対象にした試験では、ニキビの治療に抗生物質を長期服用した患者群は、未使用の患者群に比べ上気道感染症(風邪など)に罹患するリスクが2倍高くなり、大学生を対象にした別の試験でも抗生物質治療軍が風邪をひくリスクは4倍高かったという結果が出ています。

                       

                      また、イギリスで行われた研究では、2歳になるまでに抗生物質を投与した小児は、8歳になるまでに喘息を発症するリスクが2倍近く高くなる結果が出ています。これらは、長期の抗生物質服用によって腸内細菌が殺菌され乱れ、免疫やアレルギー系に影響を及ぼしたのではないかと考えられています。

                       

                      ただ注意して頂きたいことは、抗生物質全てが悪いわけではなく、安易な抗生物質を使用する習慣は注意しなければいけないということです

                       

                       

                      少し話が脱線してしまいましたが、とにかく滲出性中耳炎にならないように、抗生物質を飲まなくてもいいようにしていきたいということでしたので、どういう時に中耳炎を起こすのか、お聞きしていきました。そうすると、たいてい中耳炎を起こす前に鼻水がたくさん出て風邪気味になってから起こっているということが分かりました。

                       

                       

                      なぜ鼻水が出て風邪をひくのか、その原因となる生活養生法をお伝えし、鼻水の原因の胃の冷えと水をさばき、そして皮膚を温め、その上で耳(腎の働きが反映される場所)も守る作用のある漢方薬を5日分お渡しいたしました。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      数週間経ってお会いしたときにご様子をお聞きすると、「鼻水が出始めたときに直ぐに漢方薬を飲むようにしたところ、すぐ治まってくれるため、滲出性中耳炎にはあれ以来なっていません、ありがとうございました!」と感謝のお言葉を頂きました。

                       

                       

                       

                      病には必ず原因があります。なぜ起こるのか、どうすれば未然に防げるのか、きちんと状態を捉え、これからの将来・未来を見据えて食事や生活習慣の改善、漢方薬もそこに一緒に添えていただけたらと思います。

                       

                       

                       

                      何かお困りの症状がございましたら、お気軽にツルガ薬局 松原店 田邉宗久までどうぞ(/ω\)

                       

                       

                       

                       

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                      | 漢方 | 17:56 | comments(0) | - |
                      140の血圧が105まで下がって安定した  〜 高血圧でもその人により漢方薬は変わる 〜
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                        先日、漢方薬を服用されておられる30代の女性から、「この漢方薬を飲んでいたら、血圧が下がってきて良かった!」とおっしゃって頂きました。

                         

                         

                        今までその人からは血圧が高いということは聞いたことがなかったのですが、詳しくお聞きすると、上の血圧が140〜135くらいだったのが、漢方薬を服用するようになり105くらいに落ち着いた、とのことでした。

                         

                         

                        続いて、この方のお知り合いの方も血圧が高くて困っているので、この漢方薬を飲ませてあげたいのだけど大丈夫かどうか尋ねてこられました。

                         

                         

                         

                        まずこの女性が服用されているのは四逆加人参湯(しぎゃくかにんじんとう)です。

                         

                        この処方は簡単に言えば血に陽気を入れて温める漢方薬です。なぜ血圧が下がったのか、それは体の陽気が衰え血が冷えていたのを温めたからです。人間は血液が熱、酸素、栄養などを全身に運んでいます。血液が冷えて弱れば、酸素や栄養、熱の巡りが悪くなりますから、体は何とか頑張って全身にめぐらそうと圧力を高めていきます。これがこの方の高血圧の原因です。これを四逆加人参湯で温めたことにより、血圧が正常に戻ったのです。

                         

                         

                         

                        そうすると、この方のお知り合いの方の高血圧の原因が分からないと、同じ漢方薬が合うかどうかは分かりません。

                         

                        後日、このお知り合いの方に御来店頂き原因を探っていったところ、こちらの方の高血圧の原因は血の熱でした。血の熱を冷ましてあげる漢方薬の処方で体調が良くなりました。

                         

                         

                        このように同じ高血圧でも、その人の原因と状態で全く漢方薬の処方は違ってきます。ここが西洋医学と違うところです。

                         

                        その人を診る、その人の根本をつかんで、治りやすい状態に整えていく、自然治癒力を益していく、これが漢方薬の魅力です。

                         

                         

                        病気や健康のことでお悩みの方、お気軽にツルガ薬局 松原店までご相談下さいませ(/ω\)

                         

                         

                         

                         

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                        | 漢方 | 09:47 | comments(0) | - |
                        白血病を漢方で考えるとどうなるか・・・
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                          白血病を漢方的に考えるとどうなるのか、数人の方からお問い合わせを頂きましたので、簡単ではありますが書かせて頂きます。

                           

                           

                          まず血液中の血球成分には、赤血球、白血球、血小板があり、これらは全て造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)から分化(ぶんか)されて作られます。主に赤血球は酸素の運搬、白血球は免疫、血小板は出血を止める働きを担っています。

                           

                           

                          白血病は西洋医学的には、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病などの種類はありますが、基本的に未熟で幼若な白血球が異常に増加して、正常な白血球が低下してしまい本来の備わっている免疫機能がきちんと働きにくくなる状態になります。

                           

                           

                          なぜこのような白血病になるのかは、西洋医学的には原因が分からないとされていますが、漢方的な東洋医学的な考えからみていくとまた違った捉え方が出来ます。

                           

                           

                           

                          白血病は主に免疫を担う白血球のガンです。正常な力のある白血球が減り、異常な未熟な白血球が増えてしまう状態です。一種の白血球の弱りです。

                           

                          なぜ白血球が弱るのでしょうか・・・、それは血液自体が弱っているからだと私は思います。

                           

                          白血球も、赤血球も血小板も、元は1つの細胞(造血幹細胞)です。

                           

                          人は無理が続く(過労)と、最後には血がやられてしまいます。睡眠不足や、食事の量やバランス、栄養状態、冷えやストレスなど様々な影響が絡み合い、その無理・負担が、最後には血にいくのです。こういうことは漢方の原点の傷寒論(しょうかんろん)や金匱要略(きんきようりゃく)に書いてあります。

                           

                           

                          血を温めるエネルギー、血を元気にするエネルギー、血が本来の働きを正常に行えるエネルギー、これらのエネルギーである陽気が不足してしまうのです。

                           

                           

                          血の元になるのは、陽気であり、食事(穀気)です。食事がきちんと体を養えるものでなければ、その負担は必ず自身に返ってきます。そして栄養素を体に入れても陽気がなければ、体に身に付きません、つまり血に反映されないのです。まずは血に陽気を入れてあげることが、体を回復していくための最初にやるべきことになります。

                           

                           

                          「過ぎれば血にくる」(参考:血の弱りに注意! 〜 ガン・白血病・膠原病・リウマチなど 〜

                           

                          睡眠不足、ストレス過多、過労、冷やし過ぎ、偏食(お菓子や間食、期限の長い鮮度の悪い物が多い)・・・

                           

                          続けば必ず体から悲鳴が出てきます。

                           

                          大きなゆがみが出る前に、日々の食習慣、生活習慣を見直していけるといいですね。

                           

                           

                           

                          白血病だけではなく、様々な病でお悩みの方、ツルガ薬局 松原店 田邉宗久までお気軽にご相談下さいませ(/ω\)

                           

                           

                           

                           

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                          | 漢方 | 10:03 | comments(0) | - |
                          おかゆも食べれない程の吐き下し  〜 四逆加人参湯(しぎゃくかにんじんとう)〜
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                            40代の女性の症例です。

                             

                            急な吐き下しで、もう3日目なのにずっと寝ていて、物もほとんど食べれない状態。

                             

                            おかゆを二口ほど食べるだけでも吐いてしまう。

                             

                            旦那さんがご来店され、相談(2019年土運不及 冬の土用中)。

                             

                             

                             

                            この方は以前から、体調を崩されるとツルガ薬局にご相談下さり漢方薬をその都度お作りしている方ですので、体質は分かります。

                             

                             

                            もう間違いなく、亡血(ぼうけつ:血の弱りのひどい状態)だと分かりましたので四逆加人参湯(しぎゃくかにんじんとう)をお渡しいたしました。

                             

                             

                            後日、ご報告頂きましたところ、

                             

                            「帰宅後漢方薬を1包服用し、おかゆが食べれるようになり、翌日には買い物に出かけるまでに回復しました。もうすっかり良くなり大変助かりました。」

                             

                            と大変喜んで頂きました。

                             

                             

                             

                            最近は特に若い女性の方で、血が弱っている人が非常に多く見受けられます。

                            ( 参考:血の弱りに注意! 〜 ガン・白血病・膠原病・リウマチなど 〜 の記事 )

                             

                             

                            私たちの体は、血から胃気(いき:胃の働きを主る気)ができ、食べた物を消化吸収して血や肉となる体の原料を体内に残せるようになります。それにより陽気も増えていきます。つまり、血の力が失われてきてしまうと、胃の働き、消化する力、吸収する力、陽気を作って体を温め、活発に動かしていく力が弱ってきてしまうのです。

                             

                             

                             

                            ここまで弱ってしまうと、恐らく病院のお薬や他のお薬では、なかなか良くならないと思います。

                             

                            血に陽気を入れてあげるようなお薬、やはり漢方薬が一番早く効果が出てくることは間違いないことだと思います。

                             

                             

                             

                             

                            なかなか良くなってこない症状でお困りの方は、お気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ。

                             

                             

                             

                             

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                            | 漢方 | 09:55 | comments(0) | - |
                            急な吐き下し    〜 黄ごん湯(おうごんとう) 〜
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                              お恥ずかしい話、今回は私の体験談になります。

                               

                               

                              この間の土曜日、幼馴染の友達と飲みに行きました。

                               

                               

                              1月に入ってから日曜日は東京の勉強会や、休日急患センターなど休みという休みがなかったのですが、翌日は久しぶりの休みということで、つい調子に乗り暴飲暴食してしまいました。

                               

                              焼き肉屋さんに行ったのですが、消化の悪いミノやホルモンを沢山食べてしまい、夜遅くまで飲み、締めにラーメンも食べて帰宅しました。土運不及(どうんふきゅう)の年で、かつ土用中なのに、胃腸に無理をかける・・・、健康を説く立場のものが、なんと馬鹿なことをしたのでしょうか(笑)

                               

                               

                              案の定、夜中に下痢をして、朝方は身の置き場がないような苦しさと悶えで、胃の中にはまだ昨夜のラーメンやお肉が残っている感じで、胃腸が動いていない感じでした。

                               

                              気持ち悪くなり吐きました。吐くと少し楽にはなったのですが、未だ胃腸が動いていない感じがあったので、少しでも良くなりたいと漢方薬を考えました。

                               

                               

                              消化の悪い物を食べ過ぎて胃腸に負担がかかり胃腸の動きが止まっている、消化器系には熱がこもっている感じがします。夜中には下痢を1回起こし、吐気あり、口渇は無し、体は芯に熱がこもっていて、体を横にして寝ようにも寝れない、もだえて騒がしい感じがあります。これらのことを踏まえて「黄芩湯(おうごんとう)」がいいなぁと考えたものの、家に黄芩湯がなかったので、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)で代用して服用しました。

                               

                               

                              しばらくして体を横にして寝ようと試みるも、まだ気持ち悪く、体も芯は熱く、煩躁(はんそう:もだえさわぐ)もあり、ウンウンもがきながらもどうにか寝ようとしていましたが、また吐気に襲われ吐いてしまいました。この2回目の嘔吐では、水分しか出ませんでした(1度目で胃にある内容物は出していますので)。

                               

                               

                              吐いた直後は、少し落ち着きますからようやく寝ることが出来ましたが、夕方起きても気持ち悪さ、体の熱さとしんどさは治っていませんでした。夕方になってもほぼ変わっていない私の様子を見ていた妻が、わざわざ店から黄芩湯を持ってきてくれました。

                               

                               

                              ようやく飲みたかった黄芩湯が飲めて、少しずつ水分も飲めるようになり、やはり黄芩湯が効いたのだと思います。その4〜5時間後の22時頃にはおかゆを食べたいという気持ちにまで回復できていました。黄芩湯を飲む前の17時頃は、ラーメンや食事を想像するだけで吐気が出て気持ち悪かったのに、服用してから数時間でもう食べたいという気持ちが出てきている、これは漢方薬が効いている証拠です。本当に感謝です。もう一度寝る前に黄芩湯を服用して、身熱や吐気、煩躁も感じずに自然に眠ることが出来ました。

                               

                               

                              この時はインフルエンザも猛威を振るっておりましたが、胃腸風邪、ノロウイルスも流行っていました。胃腸風邪は一度かかると治るまでに数日はかかりますから、私も覚悟はしていたのですが、お陰様で翌日にはほぼ支障なく仕事に出ることが出来ました。もちろん小食、温かい消化の良い物を食べるなどの養生は致しましたが、ほぼ1日で治すことが出来ました。

                               

                               

                              自分のことながら、土用中に暴飲暴食はダメなことを身をもって体験させて頂きました(笑)

                               

                               

                              ミノやホルモンはビールに合いますが、私のように胃腸が丈夫ではない者は、その量に十分に配慮しなければいけませんね・・・、勉強になりました(-ω-)/

                               

                               

                               

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                              | 漢方 | 10:18 | comments(0) | - |
                              原因不明の排尿後の痛み
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                                どんな症状や病気でも必ず原因があります。

                                 

                                病気を治すのは、その人自身です。

                                 

                                病院やお薬は、一時的に処置をして抑えてはくれますが、病気を治してくれる訳ではありません。

                                 

                                 

                                 

                                さて漢方薬はというと、その人自身が治していきやすいように手助けしてくれるものです。

                                 

                                漢方薬は、原因と状態によって処方が決まります。つまり、なぜその人がその病気になってしまったのかを捉えなければ、適切な漢方薬をお出しすることが出来ません。

                                 

                                この病の原因を捉えるということは治していく上で非常に大切なことになりますが、いくらお聞きしても状態や原因を把握できる有用な情報が得られないケースもあります。

                                 

                                 

                                 

                                50代女性の症例をご紹介させて頂きます。

                                 

                                 

                                2018年12月21日御来店 

                                 

                                10日程前から排尿後に痛みが出るようになった。毎日毎回ではなく、不定期に起こる(10日、17日 共に月曜日)。

                                症状は日中のお昼頃に1回なって、その後は何ともない。

                                膀胱炎のしみるような感じはなく、生理痛のようにお腹らへんがじんわり痛む感じ。

                                尿はたっぷりは出ない、排尿後でもすぐ膀胱にまたおしっこが溜まっていく感じがする。

                                 

                                 

                                これ以外、ご本人様も気になる症状は無く、思い当たること、変わったこともしていないため、その原因を捉えることが難しかった覚えがあります。

                                 

                                しかも症状は毎日起こる訳はなく、週1回ほどで、不定期です。

                                 

                                 

                                 

                                この時は、共に月曜日に起こっていることから、その日と前日の生活を詳しくお聞きし、病院での待ち時間で体が冷えて起こっているのではないかと考えました。

                                 

                                外寒(がいかん:外からの冷え)と血虚(けっきょ:血の弱り)で気血のめぐりが悪くなって、陰器を巡っている厥陰肝経(けっちんかんけい)の影響で膀胱の症状が出ていると考え、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)を2週間分お出ししました。

                                 

                                 

                                 

                                2019年1月7日 

                                お電話にて、「漢方薬を服用してから一度も症状は出ていません。今まで少しトイレに行くのを我慢した後は尿の出が悪くなっていましたが、それもすっきり出るようになりました。」とご報告頂きました。

                                 

                                 

                                これは漢方薬が効いている証拠です。

                                 

                                効いたということは、病の原因・きっかけ、そしてその状態の見立てが合っていたということになります。

                                 

                                 

                                 

                                このように、当のご本人様であっても何がきっかけか、何が原因か分からないケースが多く、しかも普段の何気ない日常生活の中から知らず知らずその影響を受けていますから、漢方薬の処方を決めていかなければいけない私たちは、表面上に見えていない病質を見極める力を常に高める努力をしていかなければいけませんね。

                                 

                                 

                                 

                                何かお困りの症状がございましたら、ツルガ薬局までお気軽にご相談下さいませ(/ω\)

                                 

                                 

                                 

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                                | 漢方 | 09:01 | comments(0) | - |
                                春に入りました   〜 胃腸の弱りやすい期節になります 〜
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                                  暦の上では、2月4日より春になりました。

                                   

                                  2019年2月4日〜4月16日までが春になります。

                                   

                                   

                                  春は冬眠していた動物は目を覚まし、山の雪は溶け出し、木々も芽を出し始めます。

                                   

                                  春は生命が生まれ育ち、活動が始まる季節です。人も自然の流れに沿って、冬に溜め込んできたものが芽吹いて表に出てきやすい時期です。

                                   

                                  「内臓の鏡」と言われる皮膚に、冬に溜め込んできた食生活のトラブルが皮膚のトラブル(かゆみ・乾燥・吹き出もの・湿疹)となって出やすくなります。

                                   

                                  また冬は春に向けて静かに溜め込む時期ですので、冬に無理して体に負担をかけていた方は、春に疲れや眠気、イライラ、うつなど体調不良として症状が出てきやすくなります。

                                   

                                  漢方では「春の時期は肝が旺(おう)する期節」と言います。

                                   

                                  春は肝臓が頑張っている季節になります。肝臓や筋肉、目、自律神経、胃腸に無理のかかりやすい季節になります。

                                   

                                  ●転勤や入学、就職など環境が変わりやすく、ストレス(肝に影響)を受け、気持ちの乱れや不眠がでやすい時期

                                   

                                  ●筋肉(肝)の疲れ、だるさ、歯ぐきの痛み・こむら返り・ひきつり・眠気が出やすい時期

                                   

                                  ●目(肝)の弱りが出やすい時期(疲れ目、ものもらい、なみだ目、アレルギーなど)

                                   

                                  ●膀胱炎(膀胱の春風邪)が出やすい時期

                                   

                                   

                                  花が咲いたり芽が出たり生命が誕生する季節ですから、体温が上がり妊娠しやすい季節とも言われています。ぜひ「コンクレバン」や「レオピン」で肝臓を守り、体の原料や力を貯金していくことが大切です。

                                   

                                  また土から芽が出るように、人間も体の中のものを芽吹こうとしていますので皮膚の守りが少ないときでもあり、風に当たりすぎると体調を崩しやすい時期です。ちょっと暖かくなってきたからと言って、薄着したり冷たいものを飲んだりしないように、春冷えに気をつけて下さい。そしてお酒を飲みすぎたり、偏食や睡眠不足、ストレスは特に肝臓を弱らせますので、気をつけて下さい。

                                   

                                   

                                   

                                  また今年は、土運不及の年です。特に1年の中で春の時期が、土である膵臓や胃腸に最も負担がかかりやすくなりますので、胃腸の調子を崩さないように、十分ご自愛ください。

                                   

                                   

                                   

                                  健康や漢方薬のことでお悩みの方はお気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ。

                                   

                                   

                                   

                                   

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                                  | 漢方 | 15:26 | comments(0) | - |
                                  血の弱りに注意!  〜 ガン・白血病・膠原病・リウマチなど 〜
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                                    日々、店頭でお客様から教えて頂くことが沢山あります。本当に感謝です。

                                     

                                     

                                     

                                    先日来られた30代女性のお客様。

                                     

                                    生理中は出血に伴い頭痛や体調不良を感じるため、いつも当帰(とうき)剤を服用されておられる方です。当帰とは、血を温め補う代表的な生薬です。当帰の入っている漢方処方を「当帰剤(とうきざい)」と呼び、一般的に「血虚(けっきょ:血の弱り)」によく使われます。

                                     

                                     

                                    昔から血虚の人にはよく当帰剤と言われ、以前までは当帰剤で十分改善できる方が多かったのですが、最近の人は当帰剤では効かない、効きが悪い人が増えてきたように感じます。これは、血虚を通り越して、もっと血の弱った状態、「亡血(ぼうけつ:血が亡くなるほど血が弱りきってしまっている状態)」になっているからです。

                                     

                                     

                                    上記の30代女性の方も、いつもなら効くはずの当帰剤が今回は効かず、頭(こめかみと頭頂部)と目頭が痛く、横になる時間が多くなっているというご相談でした。2種類ほど他の漢方薬を飲んで頂いても効いてこないので、亡血として捉え、亡血の漢方薬をお出しすると、5分も経たないうちに大変楽になられました。

                                     

                                     

                                    亡血までいっていると、血虚の当帰剤では効いてきません。

                                     

                                     

                                    ガン、白血病、膠原病、リウマチなど、亡血の状態が続くと起こりやすくなることは私は間違いのないことだと思っております。

                                     

                                     

                                    知らず知らずのうちに血を弱らせやすい食事や生活習慣になっている人が非常に多くなってきています。

                                    冷蔵庫が普及し冷えた物を取る習慣がつき、便利の反面、加工食品や冷凍食品、日持ちするように様々な添加物が加えられた飲食物、昔の日本食からは程遠い食事の内容、体を養う食事ではなく軽食や間食・パン食など・・・。

                                     

                                     

                                     

                                    日々の食事が非常に大切になります。

                                    不安に思うことがありましたら、お気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ。

                                     

                                     

                                     

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                                    | 漢方 | 10:06 | comments(0) | - |
                                    病院のお薬と漢方薬の違いは?  〜 漢方薬の魅力 〜
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                                      どんな症状や病気でも必ず原因があります。

                                       

                                      病気を治すのは、その人自身です。

                                       

                                      病院のお薬や風邪薬や痛み止めなどのお薬は、一時的に処置をして抑えてはくれますが、病気を治してくれる訳ではありません。

                                       

                                       

                                       

                                      さて漢方薬はというと、その人自身が治していきやすいように手助けしてくれるものです。その人が持つ治そうとする力、自然治癒力が最大限発揮できるように整えてくれるものです。

                                       

                                       

                                      漢方薬の働き方は、常に自然的であり、無理なことはせず、その人自身が治していく時にスッと背中を押してくれる、そういうイメージで私は捉えています。ですから、治り方もごく自然に、効いているのか分からないまま自然に治ったり、改善してから、そういえば・・・確かに良くなっている・・、と気付かれる方が多いです。

                                       

                                       

                                      このような漢方薬は、何百種類も存在します。つまり何百通りもの作用の違いがあり、その方のその状態に合った適した漢方処方でないと、その方の自然治癒力は最大限発揮されず、効果がなかなか出てきません。

                                       

                                       

                                      漢方薬は、原因と状態によって処方が決まります。つまり、なぜその人がその病気になってしまったのかを捉えなければ、適切な漢方薬をお出しすることが出来ません。

                                       

                                       

                                      この病の原因を捉えるということは治していく上で非常に大切なことになりますが、いくらお聞きしても状態や原因を把握できる有用な情報が得られないケースもあります。しかし、そのような場合でも季節や運気、仕事や家庭・生活環境、飲食、ストレス、気候や生活パターンなど全てを駆使して、その人自身が気付いていない事でも読み取って原因・状態を捉えていかなければなりません。

                                       

                                       

                                      時々初めて来られる方で、病名や症状だけで直ぐに漢方薬を出して欲しいと言われる方がいらっしゃいますが、同じ病名や症状でも同じ漢方薬になる訳ではありません。人の顔が一人一人違うように、体質や原因、状態も違います。漢方薬は、その人をしっかり見ていくことが大切になります。初めは少しお時間を頂くことになると思います。専門的な漢方相談をご希望の方は、必ず予め御予約を取って頂くようにご協力お願い致します。

                                       

                                       

                                      漢方薬は、自分自身の状態を良くできる、治す手助けになるお薬です。一時的に抑えるお薬・対処療法とは違います。

                                       

                                       

                                      つらい症状でお悩みの方は、お気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ。

                                       

                                       

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                                      | 漢方 | 10:13 | comments(0) | - |
                                      2019年 冬の土用  1月17日〜2月3日
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                                        2019年1月17日から土用に入りました。2月3日の節分までが冬の土用になります。

                                         

                                         

                                        土用の時は、土の気が旺(おう)していて力をもち、内臓では膵臓(すいぞう)や胃腸が頑張る季節になっております。胃腸を弱らせないように気をつける事、体の土台が弱るような過労やストレス過多、睡眠不足などには気をつけて下さい。土台が力を持つということは、逆に言えば動きやすく不安定にもなりやすい季節とも言えます。土用の時期の手術やケガ、病気は治りにくく、悪化もしやすいと言われております。抜歯などの予定も土用の時期は避けるようにしましょう。(参考記事:土用中の手術・治療は要注意!)

                                         

                                         

                                        また土用中は、胃が力を持つことで腎や膀胱、骨や腰、膝、下半身等の働きが抑えられやすくなりますので、お辛い症状がございましたら、お気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ。

                                         

                                         

                                         

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                                        | 漢方 | 16:01 | comments(0) | - |
                                        手のひらのしびれが1週間で治った!
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                                          2019年(土運不及)1月7日

                                          「両方の手のひらが痺れるのですが、治すお薬ありますか?」とご来店された50代の女性の方の症例をご紹介させて頂きます。

                                           

                                          詳しくお聞きしていくと、まず痺れる場所は手のひらだけです。しかも日中は何ともないが、寝る時にお布団に入って体が温まってくると両方の手のひらがジンジンして痺れてくるというのです。昨年の12月に入った頃から急に症状が出始め、そのうち治るだろうと思っていた所、だんだんと症状がひどくなってきたので相談に来られたようでした。

                                           

                                          病院のお薬の服薬なし、病歴なし、出産経験なし、思い当たる原因もなく、その痺れ以外特に気になる症状もない、と言われます。

                                           

                                          症状は毎日必ず起こり、症状が出ない日は無い、痺れていることが気になりながらもいつの間にか眠り、朝起きたときには症状は消えている(夜中に起きることはない)とのことでした。

                                           

                                          それ以外にいくつか問診して、食事や生活習慣でも特に問題があるようにはみえませんでした。

                                           

                                           

                                          さて、主だった症状が手の痺れだけですが、この人の状態を考えていくと、冬に入ってから起こっていること、夜寝る時に症状が出てくる事、そして年齢、2018年は火運太過(かうんたいか)だったことなどから、血の弱りからくる血の乾きと熱が原因の痺れと考えました。

                                           

                                           

                                          冬は1年を通して体内に一番熱がこもりやすい季節になります。夜は陽気が体内に還(かえ)る時です。熱が入ってきやすい時です。50歳前後は陽気が衰え、血気(けっき:血と気)の働きや巡りが乏しくなってきやすい時です。2018年は火運太過でどなたでも大なり小なり血が弱っています。冬はさらに腎の働きが高まり、心(しん)の働きが抑えられやすい時に当たります。手のひらは、厥陰心包経(けっちんしんぽうけい)という経絡が主となり、心を助ける働きが現れてくるところです。心は血をめぐらす場所であり、血の弱りは心の弱りにつながります。血は潤す働きも持っていますから、血が弱ることで潤せなくなり乾いて熱がこもるのです。それが血の状態を表す心包経の手のひらに現れているのではないか、この血の乾きを潤して熱を和す漢方薬が合うのではないか、と考えました。

                                           

                                           

                                          苦参(くじん)や地黄(じおう)からなる漢方薬を5日分お出し致しました。

                                           

                                           

                                           

                                          1月15日 ご来店

                                           

                                          服用3日目で症状が軽快し(10→7)、5日分全て飲み終えた頃にはほとんど症状は取れ(10→2)、1月13日にはもう症状はもう気にならなくなりました。まだ続けた方が良いのでしょうか、とご報告頂きました。

                                           

                                           

                                          この方のように何か明らかな大きな原因がなくても、その季節とその年の運気、年齢などによって、体の働きに影響が出て症状が出るケースがあります。

                                           

                                           

                                          なかなか改善しない症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ツルガ薬局 松原店までお気軽にご相談下さいませ。

                                           

                                           

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                                          | 漢方 | 19:31 | comments(0) | - |
                                          2019年は土運不及(どうんふきゅう)の年  〜 なりやすい病気、養生法 〜
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                                            私たちの体は季節ごとに変化していることはご存知のことと思います。春は肝、夏は心、土用は脾(ひ:すい臓のこと)、秋は肺冬は腎の働きが高まります。

                                             

                                            これとは別に、その年の運気というものがあります。1年を通しての影響です。2018年は火運太過(かうんたいか)の年でした。2019年は土運不及(どうんふきゅう)の年になります。

                                             

                                             

                                            土運不及の年は、土を表す「すい臓や胃を中心とした消化器系、肉付き(筋肉)、手足、口、乳、湿、中央、土用など」の力が十分に発揮されない、不足して及ばない、弱くなる、未熟になりやい年です。また、信用や信頼、忠実性が弱くなりやすい年でもあります。

                                             

                                             

                                            自然界では土の気が弱りやすい年ですから、土から育つ農作物や木々や植物の育ちが悪かったり、不作や栄養不足に陥りやすくなる可能性があります。その影響は、土から直接根を下ろしている植物等だけではなく、それを食べる草食動物や家畜、鳥や肉食動物、ひいては人間にも、つまり全ての生きとし生けるものに影響が出てくることになります。人の体にとっても、土台が弱るということで、肝臓から筋肉、心臓や血管、すい臓や胃腸、肺や腎臓、生殖器や自律神経、骨格、ホルモン、免疫、精神など全てがぐらつきやすい、弱まりやすくなる危険性があります。

                                             

                                             

                                            まず土台の中心に位置する消化器系が弱りやすくなる年ですから、きちんと食べていても体にとって必要な栄養素が体に残りにくくなります。よく噛むこと、バランスの良い食事と、体を弱らす飲食物(例えばお菓子やパン、インスタントや加工食品、ファーストフードなど)は例年以上に気をつけていかなければいけません。食事で不足しやすい栄養素(アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維など)は、医薬品や健康食品などで意識的に補っていけると良いかもしれません。

                                             

                                             

                                            土が弱い年ですから、土砂災害や地盤沈下、山崩れ、弱ければ不安定になり動きやすくなりますから地震や噴火も起きやすくなります。土は雨や水を吸収し水はけを良くしますから、土運不及の年は水のトラブルが多くなります。洪水や氾濫、津波、反対に適切に水分も保持できない事から、乾いたり干ばつや砂漠化が問題になる場所も出てくると思われます。自然界の影響のことを書かせて頂いておりますが、私たちの体も同じです。水はけが悪くなり水の症状、例えばめまいや耳鳴り、むくみ、喘息、頻尿や尿漏れ、腎臓や膀胱などの泌尿器関連、前立腺・精巣や子宮・卵巣などの働きが暴走しやすくなり、バランスが乱れやすくなります。膝や腰、下半身、骨や歯も不安定になりやすくなります。

                                             

                                             

                                            土である脾胃(ひい)は腎の働きを制御しておりますから、土の力が弱まることで腎の暴走した気は上に衝き上がりやすくなります。この腎気の急な突き上げは、例えば奔豚気病(ほんとんきびょう)などを引き起こします。奔豚気病とは、簡単に言えば字の如く、豚が突っ走る(奔る:はしる)ように、下っ腹から喉や頭まで急な気の突き上げが起きてくる病です。不安や心配、恐怖観念がもとになっている精神症状(うつやパニック、引きこもり、ノイローゼ、心配性など)や、動悸や脈や呼吸の乱れ、てんかん発作のような肉体的な症状も引き起こすことがある病のことです。人間は驚き、悲しみ、不安、悩みや心配は、最後に必ず恐怖に変わっていきます。土運不及の年は、このような奔豚気病などの精神不安症状が出やすくなります。

                                            腎はホルモン系、内分泌系疾患(甲状腺など)にも関係しますから、これらの病も不安定になりやすくなります。注意しなくてはいけません。

                                             

                                             

                                             

                                            「脾胃(ひい)は四肢(しし)を主る」と言われ、脾胃(すい臓や胃を中心にした消化器系)の状態は、腕や足の状態を反映します。土である脾胃が弱い土運不及の年は、手足のしびれや痛みが出やすく、その手足の元はお腹ですから、お腹の症状(便秘・下痢・腹満・脱腸・痔など)も出やすい年になります。

                                             

                                             

                                            土は土台ですから、土台が弱れば回復も遅くなり、疲れも取れにくくなります。ケガもしやすくなります。手術や出産、傷や病気からの回復が悪くなります。心の回復も遅くなります。とにかく無理のし過ぎは禁物です。生理のある女性も、例年に比べ体の血を回復する力が弱まりますから、生理や排卵に伴う症状もつらくなる可能性があります。今まで以上に肉や魚、大豆や卵のようなタンパク質を日々バランスよくきちんと食べてアミノ酸が不足しないように意識していきましょう。人は土台が弱れば、声もうまく出せません。無理をすると声枯れも出やすくなると思われます。歌や声を出すお仕事をされている方は、より一層脾胃を大切にしていかなければいけません。

                                             

                                             

                                            「脾は営(えい)を蔵す」と言われ、私たちの体は脾胃で食べた物から血液や体力、体の原料を作っています。その力も弱まりますから、痩せて体力の不足気味の方、小食、骨粗しょう症、低栄養、低体温・低血圧をお持ちの方は体力が落ちないように気なければいけません。精神活動の意志・思考・記憶・集中なども、この働きに因っていますので、あまりクヨクヨ悩んだり、マイナス思考や考え込み過ぎないようにしましょう。

                                             

                                             

                                             

                                            一昨年、昨年の影響で血と肺が弱っていますので、その上に土運不及の影響が重なってくると、筋肉の病(リウマチや線維筋痛症や痛み、こり、ひきつりの病など)が増え、体は重く内臓も垂れ下がり、痛みが出やすくなります。風邪や肺炎、インフルエンザなどの感染症、またアレルギーや鼻症状も土運不及からの肺の弱りとして出やすいと思われます。冷たい物の取り過ぎや皮膚が冷えないように気をつけましょう。

                                             

                                             

                                            土である脾胃は湿を悪みますから、梅雨や台風の時期にも注意が必要です。湿気を帯びやすい冷たい物の取り過ぎや、あられや煎餅などのもち米、チョコレート、塩辛い物や甘い物などの取り過ぎには普段から気をつけるようにしましょう。

                                             

                                             

                                            「久座(きゅうざ)肌肉(きにく)を傷(やぶ)り 脾を労(ろう)す」と言われ、長く座っていることで、脾胃が疲れて弱ってきます。少しでもいいので体を適度に動かす習慣を作るようにしましょう。大病を患うと、人間は必ず土台である脾胃が弱ります。体力のない人はよく休憩を取るように、土台の上に骨格・筋肉・血液・ホルモン・神経・体力も乗っていますので、ここが全て弱りやすくなります。休み過ぎても久座で脾胃が衰えますし、過ぎても弱ります。その人のその時の状態を見て、適度に気持ちよく体を動かせるといいですね。


                                             

                                             

                                             

                                            まとめますと、土運不及の年は、体の土台の力が弱い年なので、病気や肉体的・精神的な疲れやストレスからの回復が遅くなります。とにかく無理をしないようにして下さい。すい臓や胃腸の力が弱いので、暴飲暴食、酸味や冷たい物、水分の取り過ぎには十分に気をつけましょう。気が塞がりやすい年なので、あまり根を詰めて考え込まないように気をつけましょう。1年の中では春の時期(2月4日〜4月16日)が、最もその影響が出やすいとされています。何かと環境が変わりやすく、精神的にトラブルが出やすい時期かもしれませんが、前向きに捉え、睡眠を十分に取るようにして、体力の底上げをしていきましょう。

                                             

                                             

                                             

                                             

                                            このような運気から、その年の自然界や人間の心身への影響が分かりますので、もし不安に思うことがあったり、早めに対策していきたい方、何かお困りのことがございましたら、お気軽にツルガ薬局 松原店(田邉宗久)までどうぞ♪

                                             

                                             

                                            2019年もどうか皆様が、元気で幸せな方向へ進んでいけますように(/ω\)

                                             

                                             

                                             

                                             

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                                            | 漢方 | 13:30 | comments(2) | - |
                                            お血(おけつ)とは・・・   〜 耳だれ、ドロッとしたおりものが減った 〜
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                                              瘀血(おけつ)という言葉はご存知でしょうか。

                                               

                                              体の中で古く濁って滞った血のようなイメージを持って頂ければ結構かと思います。

                                               

                                              私たちの体は、日々新陳代謝を行い、細胞を入れ替えています。それぞれの細胞にはおおよその寿命が決められており、古くなったら壊されてまた新しいものに作り替えられています。例えば赤血球なら約120日で生まれ変わっています。

                                               

                                              この入れ替えがスムーズに行われなかったり、汚れたり、滞ることで、瘀血が溜まってくるのです。

                                               

                                               

                                              瘀血が原因となって起こる病気や症状はたくさんあります。

                                              肌の色がくすんできたり、唇の色がどす黒い、頭痛や生理痛、更年期障害、のぼせや高血圧、静脈瘤、子宮筋腫やものもらい、痔、めまい、疲労倦怠感など、あげればきりがないほど多くあります。

                                               

                                              ここで注意ですが、これらの症状や病気があれば全て必ず瘀血が原因である、ということではありません。瘀血が原因になって症状が出ているケースがある、ということです。

                                               

                                               

                                              例えば、何ヶ月か前に来られた不妊症のご相談の方の場合、無時妊娠・出産することが一番の目標なのですが、漢方薬などを服用して体が良くなっていく過程で、「耳だれの臭いが減った」、「毎日あったおりものが減った」と、服用してたった1ヶ月ほどでも実感されておられました。これは瘀血が取れてきている証拠です。この方の場合、妊娠を妨げている一番の原因が瘀血でしたから、この瘀血が取れてきているということは、より妊娠しやすいキレイな体に自分自身で改善できている、ということになります。

                                               

                                               

                                              どなたでも瘀血はあります。甘いものが多かったり、過食、ストレス、睡眠不足、タバコなど、色々な要因で溜まりやすくなります。もし色々な治療をされても良くならない方、もしかすると瘀血が原因かもしれません。ツルガ薬局までお気軽にご相談下さいませ。

                                               

                                               

                                               

                                               

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                                              | 漢方 | 18:14 | comments(0) | - |
                                              急な寒暖差、体調変化に注意!  〜 胃の痛み、吐気に大建中湯(だいけんちゅうとう)〜
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                                                12月なのに高い気温の日が続き、その後急激な気温低下。子供さんやご年配の方、持病をお持ちの方は体調に十分に注意して下さい。

                                                このような急な寒暖差があると、体にかかる負担は大きく、霍乱病(かくらんびょう:急な吐き下しの病)に代表される胃腸風邪なども増えてきてしまいます。現に胃腸風邪の患者さんが店頭で増えております。ご自愛くださいませ。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                その中でも、先日私自身大変勉強になった、40歳前後の男性の症例をご紹介させて頂きます。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                2018年12月某日  11時頃にご来店

                                                今朝は何ともなかったが、職場で仕事をしていると10時半頃くらいから徐々に胃が痛み出し、我慢できなくなったのでツルガ薬局へ相談にご来店。初めはチクチク・キリキリするような痛みがあり、徐々に痛みが激しくなってきた。

                                                 

                                                自身で思い当たる原因はなし。今までこのような胃の痛みは起こしたことはない。病院のお薬は飲みたくない。何とか自然の漢方薬で治したい、とのことでした。

                                                 

                                                 

                                                この方数年前に、胃の調子が悪くなってきたときに、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を差し上げて楽になられたことがあったため、潰瘍のように少し粘膜がただれているのか、気が痞えているのかと考え、まず半夏瀉心湯を店頭で1包服用して頂きました。

                                                 

                                                 

                                                10分〜15分後、ご様子をお聞きすると、あまり変わっていないと言われます。

                                                 

                                                 

                                                必ず原因があるはずです。原因を探るために、ここ最近無理していなかったか、生活や食事など色々お話ししていると、ここ数週間休みという休みは無く、ずっと働きっぱなしであることが分かりました。そして昨日は、仕事の後、親戚のお通夜に参列してきたとのことでした。でもご本人様は疲れている自覚はありません。

                                                 

                                                この時の状態は以下の4つでした。

                                                ^澆諒佞蠅魯リキリ痛み変わらず

                                                ⊂し気持ち悪さが出てきた(軽い吐気)

                                                少しお腹が張る感じがする

                                                ち扱校兩で座っていると少し楽

                                                 

                                                 

                                                お腹の張りが出てきています。自覚はないが疲れもあるはずです。原因を疲れと予測して、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)に膠飴(こうい:麦の飴)を入れて、疲れを取ってお腹の張りを取っていく働きのある小建中湯(しょうけんちゅうとう)を考え、店頭で服用して頂きました。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                また15分後くらいにご様子をお聞きすると、あまり変わっていないということでした。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                小建中湯の労(ろう:寝ても取れない疲れ、体の土台の弱り)でもないようです。

                                                お腹の張りが強くなり、立って上体をそらせることがしんどい、声が出しにくい、あくびが出て頭がボッーとする、と言われるようになりました。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                半夏瀉心湯でもない、労からくる小建中湯でもない、恐らく腹満して吐気の太陰病(たいいんびょう)の桂枝加芍薬湯でもないでしょう・・・。さて原因は何なのか・・・。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                ここ最近急激に寒くなりました。この人は、体格、顔色、胸幅の感じからしても陽気(体を温めたり活発にする力)が豊富な方ではありません。この寒さで外から皮膚が冷えて陽気が奪われれば、その元である大腸や肺も冷えるでしょう。更にお仕事やお通夜が重なり疲れもありますから、より一層その冷えの影響は強く出るはずです。

                                                 

                                                冷えの状態をお聞きすると、昨日お通夜から帰り、夕食を食べている時に、暖房をしている部屋でも寒く感じたと言われました。ビールもいつも通り1缶飲まれたみたいです。そして、この人中学生の時、部活で山で合宿したときに、薄着で長時間走った後に腸閉塞のような症状を起こしたことがあることも分かりました。

                                                 

                                                 

                                                金匱要略の条文にあります。

                                                腹満寒疝宿食病:ふくまんかんせんしゅくしょくびょう)

                                                「心胸中(しんきょうちゅう)大寒痛(だいかんつう) 嘔(おう)して飲食する能(あた)わず 腹中寒(こご)え・・・・」と。

                                                 

                                                心胸中、つまり心臓と肺。心臓は小腸、肺は大腸に通じております。小腸と大腸、広く言えば胃腸、お腹です。お腹が大いに寒く痛む、そうすると嘔、つまり吐気が出る、気持ち悪くなって、飲食が出来なくなる。その元は腹中寒え、ということです。

                                                 

                                                 

                                                まさしくこの人の今の状態と思い、腹中を温める大建中湯(だいけんちゅうとう)を1包服用して頂きました。

                                                 

                                                 

                                                服用して数分で、「あ、楽です!」と言われたかと思うと、5〜10分程で立ち上がり前傾姿勢ではなく上体も反らせるようになり、声も出るようになり、胃の痛みもほぼ無くなりました。腹満も吐気も取れました。あくびも治り、全ての症状が取れて、「ありがとうございます!」と感謝のお言葉を頂きました。

                                                 

                                                漢方薬の効き目、神の如しですね。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                後から詳しく聞いた話では、大建中湯服用後、お腹がゴロゴロ動いてきて、ゲップとおならが沢山出て、出る度に症状が軽減されたそうです。大建中湯で温められ胃腸の動きが正常になり、胃腸に充満していたガスが抜けていくことで気が通じたと思われます。

                                                 

                                                 

                                                 

                                                この方も、病のきっかけとなったのは、恐らく急激な寒暖差だと思われます。

                                                これからも厳しい寒さが続きますので、十分に防寒して体調管理に気をつけて下さい。

                                                 

                                                 

                                                 

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                                                | 漢方 | 18:14 | comments(0) | - |
                                                臓(ぞう)は腑(ふ)を用と為す    〜 胆のう・胃・腸・膀胱の悲鳴は、命のSOS ! 〜               
                                                0

                                                   

                                                  色々な方々からお声かけを頂いております、2019年の運気の記事についてですが、12月に入りましたら掲載させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。因みに2019年は土運不及(どうんふきゅう)の年になります。土運不及の年の自然界や人間の体への影響、出やすい病気、注意点・養生法を掲載させて頂きます。

                                                   

                                                   

                                                  さて今回は人間の体内の臓(ぞう)と腑(ふ)の関係を書かせて頂きたいと思います。

                                                   

                                                   

                                                  臓と腑は、簡単に表現してしまえば、親子関係や表裏の関係と捉えると分かりやすいです。

                                                   

                                                  肝臓と胆のう、心臓と小腸、脾臓(ひぞう:すい臓)と胃、肺臓と大腸、腎臓と膀胱、が親子だと考えて頂ければよろしいかと思います。

                                                   

                                                   

                                                  人の体は、親である臓が病んでしまうと回復が難しくなるため、親への負担を子に流す関係性が備わっています。

                                                   

                                                   

                                                  例えば毎日お酒を沢山飲み続けていて肝臓に無理をかけている人は、よく胆汁の流れが滞りやすくなり、胆道系や胆管、胆のうに負担がかかり、胆石などができたりします。ひどいと胆のうを手術で取らなければならなくなる人もいらっしゃいます。このように親である肝臓への負担は、子供である胆のうへ流しているのです。

                                                  私が知っているだけでも、お酒が原因で胆のうを手術で取られた方は数人おられます。病院で胆のうを全摘した後、その人が同じような生活習慣を続けていると、必ずと言っていいほど肝臓を病んでしまいます。もう負担を流せる子供(胆のう)がいないためです。ですから、十分注意しなければいけませんし、本来はこういう話を病院や薬局で、お伝えしなければいけないと私は思います。臓が病んでしまうと、病気を治していくということは難しくなります。

                                                   

                                                   

                                                  他にも肺と大腸の関係性の例をあげると、喫煙している方に大腸がんが多いことはご存知でしょうか。これは肺への負担が大腸に影響を与えたと考えられます。

                                                   

                                                   

                                                   

                                                  このように臓と腑は密接に助け合い関連性がありますから、例えば大腸ポリープが検査で見つかった人は、将来肺の呼吸器関連の病気に注意していかなければいけません。便秘や下痢、スッキリ気持ちよく太くて柔らかい良質の便が長い間出ていなければ、大腸や肺に気をつけなければいけません。

                                                  膀胱炎や頻尿、尿のトラブル、男性なら前立腺肥大など、膀胱の関連症状は出ていませんか?膝や腰、下半身、骨や歯なども膀胱と同じ状態が出ますから、ここに弱りが出てきている方は、その臓である腎を大切にしていかなければいけません。

                                                  胃が調子悪い人は、すい臓に無理がかかっている人が多いです。すい臓は、大酒や大食、タバコやストレスを嫌います。すい臓ガンは発見が難しく、見つかった時には随分進行しているケースが多いと言われています。胃からのSOSのサインが出ているうちに、原因を見つけ早めに改善していきましょう。

                                                  渋り腹や、ドロドロした便、痔や、食事の前後の不快感、血圧異常、脈の乱れ、気持ちが落ち着かないなどの精神的症状などの小腸の症状は出ていませんか?小腸に無理がかかってくると、ひいては血液循環や脈に異常が出て心臓に病気が出てきやすくなります。

                                                   

                                                   

                                                   

                                                  胆のうや胃、腸、膀胱の悲鳴を見逃さず、きちんと改善して治していく、これが将来命を左右しかねない臓の病(大病)を防ぐためのコツです。体から発せられているSOSサインを見逃さないようにしましょう !

                                                   

                                                   

                                                   

                                                   

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                                                  | 漢方 | 09:52 | comments(0) | - |
                                                  小建中湯(しょうけんちゅうとう)が鼻水に効く!?
                                                  0

                                                     

                                                    今回は私自身、非常に勉強になった症例がありましたので、簡単な説明ではありますがご紹介させて頂きたいと思います。

                                                     

                                                     

                                                     

                                                    皆さん、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という漢方処方はご存知でしょうか。

                                                     

                                                    一般的によく鼻水がボトボト垂れる時によく効くとされる漢方薬ですが、私自身も小青竜湯を飲むことがありますし、お客様にもよくお出し致します。良く効きます。

                                                     

                                                    小青竜湯よりも一段と冷えが強く、体の一番深い所に位置する腎まで冷えが及んでしまうと、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)などの処方が必要になる人もいらっしゃいます。

                                                     

                                                     

                                                    さて、今回の方は40歳ほどの男性の方なのですが、いつもは小青竜湯が良く効いている方です。一段と冷えの強い時は麻黄附子細辛湯も服用される方です。漢方薬を服用すれば症状が落ち着くのには1日もかかりません。数時間で楽になられてその後は養生される方です。

                                                     

                                                    先日も(秋の土用中)鼻水がいつもと同じように出て、くしゃみも寒気もしていましたから、ここ最近の不養生がたたっていたということで、いつも通り上記の2処方をお出ししました。しかし、いつもはスパッと効くはずが、量を多くしたり、間隔をつめて服用してもらっても効いてこないというのです。他の処方など色々と変えて、それでも1〜2日で治ったのですが、その人の中ではいつもの漢方薬の切れ味のするどさがなかったと言われておられました。

                                                     

                                                     

                                                    この前の記事にも書きましたように、今年は火運太過であり、年中肺が抑えつけられ、肺が抑えられれば肺の状態を反映する鼻や皮膚も弱ります。今年の夏は酷暑であり、夏は肺・鼻・皮膚がまたさらに押さえつけられてしまう季節であり、夏場のクーラーでさらに皮膚を冷やし、皮膚が冷えれば鼻が冷えますから、抑えられている上に冷やされる、そして夏から秋に変わり、秋は肺・鼻・皮膚が一番頑張らないといけない季節です。弱って冷やされてから働かされるわけですから、鼻は相当弱ってしまいます。そして冬に入り外気温が下がってきて皮膚が冷やされ、その冷えは鼻に伝わりますから、鼻水の症状は激しく、治りにくくなります。これはこの人に限ったことではなく、他の方々の風邪等の症状の経過を見ていればよく分かることです。こうした影響が必ずありますから、いつものようにスパッとは治らなかったのだろうと思っておりました。

                                                     

                                                     

                                                    それから2週間ほどして、つい数日前、また同じようにボトボトの鼻水、くしゃみが出て、いつもの状態になったので漢方薬を下さい、とご来店されました。いつもと同じ症状です。しかし2週間前はスパッと1〜2時間で治りませんでした。従来のように何とか数時間で治したいとおっしゃられます。

                                                     

                                                    そこで病の原因、昨日のお昼頃から症状が出始めた状況をお聞きしました。まとめますと、運動不足解消のため山を走って登り、休憩なしで降りてきた、その時間30分程、全力を使い果たし直ぐに帰ってお風呂に入っている時からくしゃみ、鼻水が出てきたというのです。冷たい物は飲まないようにしていたみたいですが、今日は体中が筋肉痛で、昨夜も早めに疲れて寝て睡眠時間は十分取ったはずだと、いうことでした。でも眠いし、体がだるくて重いのです。

                                                     

                                                     

                                                    これは、労です。寝ても疲れが取れていません。体が疲れれば必ず胃も弱ります。胃が弱れば、飲んだ水分を温められず、正常に尿や便から出すことはできません。冷たい物でなくても、飲み過ぎていなくても、それを十分にさばくことすらできないほどに弱ってしまっている状態と考えると分かりやすいかもしれません。

                                                    すぐに小建中湯を服用して頂き、その後いつもの鼻水の漢方薬を飲んで頂きました。いつもの通り、数分で楽なのを店頭で実感されました。その後は間隔を短くして服用するようお伝え致しました。

                                                     

                                                     

                                                    その日の夕方に、「もう症状はほとんど気にならず、小建中湯を服用すると、筋肉痛や体のだるさ、声の出方も楽で、お腹痛もお昼頃起こりかけましたが、すぐ治まりました、ありがとうございました」とご報告頂きました。

                                                     

                                                     

                                                    やはり「原因ありて、病あり」ですね。いくら鼻や肺や皮膚、また腎を直接温めてみても効いてこない訳です。効かすだけの脾胃(ひい)の状態(体の土台の状態)がないわけですから。小建中湯で病の原因の労を取り、脾胃の回復を早め、ついで肺・鼻を温める漢方薬で鼻水をさばいてあげれば効いてきます。

                                                     

                                                    当たり前のことなのですが、ご本人様ですら大抵の場合、何が病の原因になっているか分かりませんから、私たち漢方を勉強している者が、原因や状態を捉える情報を引き出し、病の根本を捉えて治し方をお伝えしていくことが大切になってきますね。改めて勉強になりました(-ω-)/

                                                     

                                                     

                                                     

                                                     

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                                                    | 漢方 | 17:31 | comments(0) | - |
                                                    膀胱炎になりかけ・・・早めの手当でスッキリ!  〜 経絡から推察 当帰四逆湯 〜
                                                    0

                                                       

                                                      本日来られた40歳の女性の方のご相談です。(2018年11月16日)

                                                       

                                                      このまま放っておくと膀胱炎になりそうに思うので、漢方薬を作ってほしいとご来店されました。

                                                       

                                                       

                                                      ご様子をお伺いすると、

                                                      ●昨日の夜からおかしいなと思い、今日は両上腕と、両足太ももの前の部分(大腿四頭筋:だいたいしとうきん)がとにかく寒い。寒気がするとか、風邪のようなということではないが、とにかく冷えるのでカイロをお腹と腰には貼っている

                                                       

                                                      ●小便は少し出が悪く、小便が出た直後から膀胱に尿が溜まり始めているような感覚がある

                                                       

                                                      ●食欲はあり

                                                       

                                                      ●肩こりや腰重、頭痛やめまいなどの他の症状は無し

                                                       

                                                      ●生理中ではない(生理がくる1週間前くらい)

                                                       

                                                      ●自身で思い当たることもない→冷たい物を取っているわけでもなく、果物も食べないし、常温のお茶を飲んでいるくらい、寒い所で体を冷やした覚えもなし

                                                       

                                                       

                                                      さて、お聞き出来る情報はこれだけしかありません。ここからは色々と原因や状態を推察していかなければいけません。

                                                       

                                                      簡単ではありますが、私の考え方を書かせて頂きます。冬に入り、気温も下がり、自身では体を冷やしていなくても、冷えに負けている状態と考えました。膀胱炎は「膀胱の風邪」ですから、大抵冷えが絡んでいる場合が多いです。腿の前の部分は基本は胃系(胃の状態が現れやすい場所)であり、腿には肉がありますから筋肉を主っている肝の影響がよく出る場所です。上腕で寒いと感じている場所は、大腸経・小腸経で、共に陽経(ようけい:体を温めている経絡)です。本来、陽が強い場所であるはずの上腕外側が冷えるということは、体の陽気(温める働きの力)が弱っていることが推察できます。膀胱がある場所は、陰部であり、腎経と肝経の影響が良く出る場所です。

                                                       

                                                      立冬を過ぎ、少しずつ気温も下がり、外気温の冷えを真っ先に感じる器官は皮膚でありますから、恐らく皮膚の冷えがあります。今年は火運太過であり、年中肺が抑えつけられ、肺が抑えられれば肺の状態を反映する皮膚も弱ります。今年の夏は酷暑であり、夏は肺・皮膚がまたさらに押さえつけられてしまう季節であり、夏場のクーラーでさらに皮膚を冷やし、そして夏から秋に変わり、秋は肺・皮膚が一番頑張らないといけない季節です。また頑張って働かされて弱らせ、冬に入り外気温が下がってきて冷やされたのですから、皮膚の冷えに抵抗する力が弱まっていて当たり前ですよね。ですから冷やしているつもりがなくても、冷えてしまうのです。冷えが皮膚から入り、その影響が肝にいき、陰部である膀胱に出ている、そう考えました。

                                                       

                                                      手足の冷えを聞くと、指先だけが冷たいことが分かり、これは「手足厥寒(しゅそくけっかん):手足の冷え」ですから、傷寒論の条文どおりです。皮膚を温め外寒を退け、肝を温め補い気血の巡りをよくすることで上腕・太もも・膀胱の冷えを取り、手足末端まできちんとめぐるようにする処方、当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)を2日分お渡し致しました。(→妊婦さんの腕のしびれに当帰四逆湯を出した症例

                                                       

                                                      店頭で1包服用して頂き、様子を見て良い感じなら追加して服用して下さい、とお伝え致しました。

                                                       

                                                       

                                                       

                                                      午後、お電話を頂き、「1包服用して30〜40分後に2包目を服用して、上腕と太ももの冷えは取れ、膀胱炎になりかけのような症状も良くなりました、再発しないように残りの分もきちんと服用します。」とご報告を頂きました。

                                                       

                                                       

                                                       

                                                      ここ最近、色々な方と接する中で感じる事が、血の弱りと、肺の弱りです。肺は、皮膚や鼻、大腸に繋がりっていますから、風邪のような症状、喉痛や、咳、たん、皮膚病でなかなか治らず長引いてお困りの方が多いように感じます。上にも記載致しましたが、火運太過で、酷暑を過ぎ、秋を越え、冬に入り気温が下がることで、治りにくくなる状態が作られていることは間違いないかと思います。来月は年末です。お忙しくはなるとは思いますが、十分に体調管理には気をつけて下さい。

                                                       

                                                       

                                                       

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                                                      | 漢方 | 19:03 | comments(0) | - |
                                                      2018年 11月7日から冬に入ります
                                                      0

                                                         

                                                        2018年11月6日までは土用でしたが、11月7日は立冬になり、ここから冬が始まります。

                                                         

                                                        「冬は腎が旺(おう)する期節」です。旺するというのは、働きが高まる、頑張る、ということです。

                                                         

                                                        腎は、腎臓だけのことを指すわけではなく、例えば、膀胱や骨・歯、耳、髪の毛、水系、下半身、ホルモン系、子宮や生理・妊娠、性、生命力、脳、豆、黒、燥、寒、志、記憶力、塩辛い、久立、北、恐・驚・悲、・・・・様々な意味を含んでいるものになります。

                                                         

                                                         

                                                        体の中では腎は、下半身を中心に温めて養っている場所になります。冷えは下から入ってきますから、冬の寒さから下半身を守るために、この冬の時期には腎が働きを高めて頑張っているのです。

                                                         

                                                        ですから、当然のことながら、せっかく頑張っている腎を弱らせることはしないようにしましょう。

                                                         

                                                        腎は冷えを嫌います。冷たい物、防寒に注意して下さい。甘い物(パンやお菓子、ジュース、飴、チョコなど)は腎の働きを抑えます。取り過ぎには注意しましょう。腎は水をさばくところですから、果物や水分の取り過ぎには気をつけて下さい。長い立ち仕事は骨や関節を痛めつけることになり、腎が疲れてしまいます。無理しないようにしましょう。味の濃い物、特に塩辛い物や血に熱をこもらせるチョコやナッツ系、せんべいやあられなどのようなもち米類は取り過ぎに注意しましょう。

                                                         

                                                         

                                                         

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                                                        | 漢方 | 18:50 | comments(0) | - |
                                                        口の乾きと耳鳴り   柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
                                                        0

                                                           

                                                          先日、来られた60代女性の方。

                                                           

                                                          土用に入る数日前から急に口の乾きと耳鳴りが出てきて困っているとのご相談でした。

                                                           

                                                          耳鳴りはジッーと虫が鳴いている感じで、ご本人様は思い当たることがないと言われます。

                                                           

                                                          実際、土用に入る前でもその影響が出てくる人も多くいらっしゃいます。

                                                           

                                                          その他の特に気になる症状も何もないとのことでしたので、土用の影響で腎が剋(こく)される(抑えられる)体の状態になり、腎の主っている耳や水分代謝に症状が出てきたとして、八味地黄丸(はちみじおうがん)を4日分差し上げました。

                                                          (→参考:八味丸の効く人、効かない人)

                                                           

                                                           

                                                          4日後にご来店、八味丸(八味地黄丸)を服用したことで、おしっこがスッキリ出たこと、服用し始めた金・土曜日は耳鳴りが出ませんでした、とのことでした。しかし、日曜日の夜22時頃耳鳴りが起こり、一旦は知らない間に寝てしまうが、深夜の物音で(1:30頃)起きたときに耳鳴りが左右で起こり、あまり眠れなかったとのことでした。早朝に八味丸をまた服用し、その後は耳鳴りはありません、とのことでした。

                                                           

                                                           

                                                          八味丸で、自分自身でも気づいていなかった尿の出が良くなったことからも効果は出ています。しかし、耳鳴りは私的には他の原因から来ているのではないかと感じました。お客様とお話ししている中で、日曜日に持病の検査結果について知り合いの人から色々と話をされたことや、持病が常に気にかかっている様子が伺えました。夜なども考えてしまっているようでした。

                                                           

                                                           

                                                           

                                                          ここまでお聞き出来れば原因が分かります。

                                                           

                                                          自分自身でも自覚していない、精神的な不安感や心配。これが影響して、自律神経が緊張気味になり、眠りも浅く、口も乾き、熱が上に、頭に上りやすくなります。熱が上に上るということは、本来下半身を温めるための熱が上に上ってしまっているということですから、下半身はこちらも自覚されておられませんが冷えるということになります。下半身は「腎」が主る場所ですから、腎が冷える事につながります。腎が冷えれば、正常に働けず水を調節することが出来ず、体内で水分の偏在をきたします。口や腎が乾き、熱を持つことにもまた繫がります。ですから、尿の出も知らず知らずのうちに悪くなってしまいます。上に上った熱は血に入り、肝へ影響し少陽胆経(しょうようたんけい)の巡りを悪くさせます。少陽胆経は耳の周りを巡っている経絡(けいらく:気血の通り道)ですから、これにより耳鳴りも出やすくなると考えられます。

                                                           

                                                          つまり腎の弱りと乾き、そして肝や血の熱のこもりがあり、熱が偏るが為に体の深い所は冷え、体表部の陽気も乏しくなり気が上に熱と共に突き上がりやすくなっている状態です。これを和らげてあげればいいのです。

                                                           

                                                           

                                                          腎の弱りと乾きには牡蛎(ぼれい)で補い、肝や血の熱のこもりは黄芩(おうごん)と柴胡(さいこ)、栝樓根(かろうこん)で冷まし、体の深い所の冷えは乾姜(かんきょう)で温め、体表部の陽気も乏しくなり気が上に熱と共に突き上がりやすくなっている状態を桂枝(けいし)で治していく、寒熱の偏りや急迫(きゅうはく:緊張やつまり、差し迫るような状態)症状を甘草(かんぞう)で和らげていく、この生薬構成の処方が柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)です。

                                                           

                                                           

                                                          八味丸を減らし、柴胡桂枝乾姜湯を夜に服用して頂くように処方致しました。

                                                           

                                                           

                                                          10日ほど後にご来店されたときにご様子をお聞きすると、もう耳鳴りはほとんど出ていない事と、夜がぐっすり眠れるようになり、よく合うということを教えて頂きました。

                                                           

                                                           

                                                           

                                                          どなたでも土用の時は、腎が弱りやすくなります。秋は肝が弱りやすい時であり、この2つが重なる秋の土用の時期は、肝と腎のトラブルが出やすい時期になります。このことも影響して上記のような状態が出やすくなったのかもしれません。

                                                           

                                                          また、柴胡桂枝乾姜湯の合う人は、まじめな人が多いです。

                                                          頑張り屋さんで、周りに色々と気を遣える人、集中力があり、色々と忙しくバタバタと頑張って、陽気が足りなくなってくる人は、上記に説明した体の状態になりやすくなります。ひどくなると、動悸や胸苦しさ、足や体の冷えも激しくなり、気持ちが落ち着かなくコントロールも難しくなります。

                                                           

                                                           

                                                           

                                                           

                                                          どんな症状でも諦めず、必ず原因がありますから、何かお困りの症状がございましたら、お気軽にツルガ薬局までご相談下さいませ(/ω\)

                                                           

                                                           

                                                           

                                                           

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                                                          | 漢方 | 13:35 | comments(0) | - |
                                                          点滴後の薬疹、その後から顔の筋肉が垂れ下がる 〜 寒熱の根本をみることが大切 〜
                                                          0

                                                            昨日は、名古屋で毎月行われている山総漢方セミナーの日でした。

                                                             

                                                            そこで、ある薬局の先生の症例なのですが、貴重なお話しを聞くことが出来ました。

                                                             

                                                            50〜60代くらいの男性が風邪をひいて病院へ受診し点滴を3本打って帰宅後、薬疹か蕁麻疹か分からないが出てしまった(写真も有りました)。その数日後に、奥様が薬局に来店され相談。皮膚の赤みと大煩渇(だいはんかつ:水をたくさん飲む)を主目症として、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を処方され、湿疹と大煩渇を治され、その後お顔の半分の筋肉が垂れ下がっきてしまったのを桂枝人参湯(けいしにんじんとう)1〜2ヶ月で治されたというものでした。

                                                             

                                                            肌肉(きにく)から皮膚・皮毛(ひもう)にかけて熱がこもってしまい白虎加人参湯が必要になったものの、この方自身が脾胃から皮毛にかけて元々冷えを持っていたために桂枝人参湯で治ったと考えられます。

                                                            ちなみに、白虎加人参湯は表から裏まで全て熱がこもったような状態、熱が非常に盛んな時に熱を冷やす目的で使う処方です。桂枝人参湯は、裏の土台である胃が冷えて、表の皮膚も冷えているような状態を温める処方です。

                                                             

                                                             

                                                            熱と冷えとは真逆です。なので、冷えが元々ある方なのに白虎加人参湯ほどの熱がこもるのか、不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは私たち人間の体ではよく起こることで、非常に大切なことなのです。(参考:白虎加人参湯の寒熱激しい症例

                                                             

                                                             

                                                            例えば、大病を患い亡くなられる前の状態の人で口が渇いて、冷たい物を飲みたい・食べたくなる人がいます。

                                                            また、しもやけもイメージしやすいかもしれませんが、寒い所で冷えてしまうことで手足の末端が赤く熱をもってかゆい、痛い状態の炎症を持ちます。

                                                            体を冷やしてしまい風邪をひいたときもそうです。冷やしたが為に、熱を持ちます(発熱)。傷寒論と金匱要略にも書いてあります、「およそ、寒に傷られれば、即ち病みて熱を為す」と。冷えることでその冷えに対抗するために熱を持つのです。これは体の自然治癒力の反応です。ですので、風邪をひいて熱があるのに熱いからと言って氷を脇の下に当てたり、薄着したり、冷たい物を飲むなどは、自然治癒力を低下させてしまう真逆のことになるのです。

                                                             

                                                             

                                                             

                                                            現代の医学は、このような人間の原理原則、原因や自然治癒力をあまり理解されていないことが多く、大変残念に思うことが多々あります。

                                                             

                                                            冷えれば熱を持つし、熱を持てば冷える、冷えが極まれば熱も極まるし、その逆もまたしかりです。その体の反応は何故おこっているのか、どうやったら治っていきやすいのか、きちんと状態を捉えていくこと、原因を知り治し方を理解することが非常に大切なことなのです。

                                                             

                                                             

                                                             

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                                                            | 漢方 | 11:21 | comments(0) | - |
                                                            土用中の胃の痛み
                                                            0

                                                               

                                                              2018年(火運太過)、10月25日(秋の土用中) 30代男性のご相談です。

                                                               

                                                              起床時は何ともなかったが、職場へ出勤してから急に胃が痛くなり、病院には行きたくないので何か漢方薬で治りませんか?とご来店。

                                                               

                                                               

                                                              色々と問診していくも、特別胃の痛み以外は症状もなく、原因や思い当たることもないとのことでした。

                                                               

                                                              でも症状が出るからには、必ず出る原因があるはずです。

                                                               

                                                              お話ししていく中で、土用の影響を受けて症状が出てきているように感じましたので、食欲(いつも通り)、便通(便秘でも下痢でも無し)を確認し、半夏通気湯(はんげつうきとう)を処方致しました。

                                                               

                                                               

                                                              店頭で1包服用して頂き、養生法をお伝えしていた時なのですが、本当に服用して1分もたたないうちに、「少し楽かも・・」とおっしゃり、それから2〜3分後に大変楽になられました。胃腸が動くような感じがして、少しガスが出て、自身でも自覚していなかったみたいですが、お腹の張りも楽になって、もう服用5分後には症状が無くなり、喜んで帰って行かれました。

                                                               

                                                               

                                                              土用中は、胃を中心とした消化器系が力を持ち頑張っています。熱もこもりやすくなります。熱が盛んな人は、みぞおち近辺が硬くなったり、胸から胃の上部近辺に出やすくなります。熱がそこまで強くない人はみぞおちより少し下、胃の下部から小腸近辺に痞えや痛みとして症状が出やすくなります。

                                                               

                                                               

                                                              自然の流れの中で人も影響を受けて生きていること(土用の影響)、漢方薬の即効性、改めて勉強になりました(-ω-)/

                                                               

                                                               

                                                               

                                                               

                                                               

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                                                              | 漢方 | 13:41 | comments(0) | - |
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