ツルガ薬局公式サイト
ツルガ薬局公式ホームページへ!健康情報や漢方症例などが見れます!
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
土用が終わり冬に入りました
0

    2017年11月7日は立冬です。

    本日から冬になります。

     

    前日まで(秋の土用まで)、何か調子が悪いという方が多くいたのではないでしょうか?

     

    ある40歳前後の男性も、今まで風邪をひいてもすぐ治っていたのですが、今回は長引いておりました。

    今の風邪は、喉から始まり、たん・はなが出て、咳が残って長引く人が多いように感じます。

     

    この男性の方も同じような経過をたどり、ただ他の方と違っていたのが皮膚病も併発したことでした。

    所々水泡のような赤味も出て、胸からお腹中心に(片側に多く)、お尻にも集中し、内またのほうにもポツポツと出ておりました。

    当初は帯状疱疹かと心配しておりましたが、明らかにその状態とは違い、風邪のウイルスからくる湿疹でした。

    色々と漢方薬をお出しして服用して頂きましたが、効いていて楽にはなるのですが、いつもならスパッと早く回復されている方なのに、今回はなかなか治りきらない状態が続いておりました。

     

    そういう状態が土用の最終日の昨日から、皮膚の状態がグッと見違えるように良くなり、今日見せて頂いたときにはもう薄い赤味は消えて、水泡はかさぶたになり大変よくなられておりました。

     

    その方自身がおっしゃられるには、「先生から、もう少しで土用が明けるから、それまでは治りにくいかもしれません、と言われていましたが、本当にその通りでした。土用が終わりに差し掛かったら、何も変わったことはしていないのですが、急激に漢方薬が効いて治ってきました!」と喜びの声を頂きました。

     

     

    土用の時は、土の気が旺(おう)していて力をもち、体の土台・地面に当たる部分が動きやすくなっておりますので、今まで病状が安定している方でも症状が悪化したり、色々な症状が出てきても土用中は治療を変えたりせずに体に無理をかけないように気をつける季節です。

     

    今年は木運不及の年で肝が弱りやすく、秋には肝がさらに抑えられ、秋の土用で地面もグラつき、普段体力のある人でも、肝がそこまで弱くないような方でも影響が出てきます。例え若くて体力のある方でも、血に力があり・肝臓に力がある方であっても、夏の弱りや栄養素の不足の積み重ねなどにより、知らず知らずのうちに肝血が弱くなっているのです。

     

     

    『土用中の病は治りにくい、土用が明ければ回復に向かう』

    まさしく漢方理論の通りですね。

     

    自然の流れの中で人もその影響を受けて生きていること、改めて勉強になりました(-ω-)/

     

     

    bnr_hp150.gif

     

     

     

     

     

     

     

     

    | 漢方 | 19:17 | comments(0) | - |
    ひざの痛み  〜 秋の土用中 〜
    0

      JUGEMテーマ:健康

       

      今日は30歳前後の男性のご相談をご紹介させていただきます。

       

      2017年9月下旬ころ

      ウォーキングや筋トレなどが趣味の筋肉質の男性。数週間くらい前から膝が痛い。正座ができない。色々と他の薬局で栄養剤や漢方薬をもらったが痛みが取れず、ご相談。

       

      問診すると、

      ・のどの渇きあり

      ・おしっこの量もしっかり出ている

      ・冷えなし

      ・汗もよくかく

      ・食欲あり

      などから、越婢加朮湯を差し上げました。

       

      1週間後にご様子をお聞きすると、痛みが楽になり座れるようになりました、と喜びのお声をいただきました。

       

       

       

      さてこの方が、つい先日10月30日に再度ご来店されました。

      また膝が痛くなってきて、以前の時と同じように越婢加朮湯をまた買って飲んでみたが痛みが取れずまた相談に来ました、とのことでした。

      さて、特別変わったことはしていないみたいで、様子も9月の時と変わらないような感じです。

      でも越婢加朮湯は効かない。そうすると、時期を考えます。10月20日から秋の土用に入っております。土用は脾胃(ひい)が力を持ち腎である関節や腰、膝が痛められやすくなります。少し肌寒く感じるときも増えてきました。お仕事もバタバタと忙しかったので動き回っていた、とも言われておられました。つまり、外寒(がいがん)と労(ろう)があります。水分もよく取っておられますし、取った分はきちんと出せております。

       

      漢方の教科書の金匱要略(きんきようりゃく)の中風歴節病(ちゅうふうれきせつびょう)、血痺虚労病(けっぴきょろうびょう)、消渇小便利淋病(しょうかちしょうべんりりんびょう)に掲載されている条文を考え、八味丸を処方いたしました。

       

      11月2日ご来店

      楽になりました。まだ3日ですが、10の症状が3くらいになりました。と喜んでいただきました。

       

       

      やはり病を発する期節・時期というのは非常に大切ですね。

      改めて勉強になりました(-ω-)/

       

       

       

      bnr_hp150.gif

       

       

      | 漢方 | 19:13 | comments(0) | - |
      乳腺炎 〜乳腺の管が細くなっている〜
      0

         

        2017年10月21日(秋の土用:10月20日〜11月6日、2017年:木運不及の年)

         

        3人目の子供を出産されて5ヶ月目の30代女性。

         

        母乳の出は大変良く、今まで1人目のときも2人目のときも母乳で悩んだことはなかった(双子を産んだくらいよく母乳が出ると言われたほどに母乳は良く出る)。

        数日前から母乳は出ることは出るが、残っている感じがするようになり、初めて病院の母乳外来へ受診しマッサージを受けた。

        乳腺の管が細くなっている言われた。おはぎや甘い物、もちなどには気をつけて食べないようにはしていたので食べ物が原因ではないように思うとのこと。

         

        問診していくと、

        ちょうど子供の風邪をもらったのか今日から喉が痛い

        ●熱無し

        ●せき、寒気、鼻水なし

        ●肩こりはずっと前から慢性的にある

        ●体のほてりや熱感、熱さはなし

        ●口の乾きは有り

        ●舌は苔なく、色も正常

        ●顔色も白くキレイ

        ●食欲もあり、ふらつきやめまいなどその他の気になる症状はなし

         

        <考察>

        今年は木運不及で肝の力が弱い年です。そしてさらに秋は肝が抑えられる期節です。肝は中焦(ちゅうしょう:簡単に言うと体を三等分にして真ん中に位置するところ)の横隔膜に位置します。半分表であり、半分裏の位置が肝臓です。のども体表部と内臓との境目に位置し、半表半裏と言えます。肝は筋肉を主り、ここに気がこもると肩こりや口の乾きも生じます。乳腺の管の周りは筋肉で支えられ、ここに気がこもるとうまく伸縮運動できずに、管の伸び縮みも出来ず、病院で言われる狭くなっている状態にもなる可能性があります。その結果母乳の出が悪くなったり、残った感じもします。

        ということから、半表半裏(はんぴょうはんり)の肝に気のこもりがあるとして、小肝気湯(しょうかんきとう)3日分処方させて頂きました。最初の1時間で3包くらい飲むようにお伝え致しました。

         

        <結果>

        10月23日来店

        「1時間で3回くらい飲んだらすぐに母乳の出が良くなりました。風邪ののど痛も1日で治り、もう何ともないです。」とおっしゃられました。

        ほとんど気にはならなくなったが、まだちょっと違和感はあるという事で、同じ漢方薬を3日分お分け致しました。

         

        10月28日来店

        もう大丈夫です!治りました!とご報告頂きました。

         

        産後の熱や産後のトラブル、授乳中の症状はあまり病院のお薬を服用することはどうしてもオススメできません。

        また服用されてもなかなか改善されない方も多くいらっしゃいます。

        そういう時には、きちんと自身の体の状態を捉えて自分自身で治しやすい状態に整えていく安心・安全な漢方薬をご利用くださいませ(/ω\)

         

         

        bnr_hp150.gif

         

         

         

         

         

         

         

         

        | 漢方 | 10:00 | comments(0) | - |
        妊婦さんの腕のしびれ
        0

          JUGEMテーマ:健康

           

           

          妊娠6ヶ月の30代女性の症例をご紹介致します。

           

          2017年10月20日 

          朝5時頃に右腕が痛くて目が覚める。

          しびれとズキズキした痛み(本人曰く肉離れのような感じ)。

          治まらず、ずっと痛いため我慢できず7時くらいに、家にあった苓桂味甘湯(りょうけいみかんとう)を1包服用。

          (前日、前々日と頭痛と肩こりが夕方5時くらいから出て、自身で水分代謝不良と思い服用していたので、その流れで服用されたとのこと)

           

          苓桂味甘湯をもう1包服用した後、少しウトウトできたものの8時頃にまた痛みがひどくなり、少し胸の悪さ(吐気)を感じた。

           

          9時頃、いつも服用している当帰散(とうきさん)を服用。

          その後来店。

           

           

          <  問診  >

           

          ●自身では思い当たる原因なし

          ●しびれとズキズキした痛みの場所は、足の少陽胆経(しょうようたんけい)の肩井(けんせい)らへんの肩の部分から、腕の内側の少陰心経(しょういんしんけい)の小指の内側にかけて

          ●手足の冷えはないがお湯を小指に当てている間少し楽で、やめると元に戻る

          ●冷えはそんなに感じないというが、家にいると寒く感じているのか長袖の上にセーターをはおっているとのこと

          ●今朝から少し便柔らかい

          ●そけい部の所にポコッとしこりが出来ている。出来物というよりは筋が腫れているような感じで痛みもあり(妊娠中以前の生理周期に合わせて1か月に1回ぐらいこういう症状は起こって1週間くらいで元に戻るので気にしていなかったとのこと)

          ●ちょうど2ヶ月くらい前から、右手の小指の内側(第二関節付近)にイボが出来た

           

           

           

          <  考察  >

           

          痺れている場所は少陰心経(しょういんしんけい)の場所です。イボの場所も少陰心経に位置します。心(しん)は血をめぐらす働きがあり、血の状態が反映される場所です。

           

          10月20日は秋の土用にあたります。土用は脾胃(ひい)が力を持ち、腎の働きが抑えられます。腎は水をさばいていくところ所であり、体内では心の血の熱を冷まして体のバランスを取っております。腎が抑えられる土用は、血や心にトラブルが起きやすい時なのです。

          さらに秋は肺が力を持ち、肝が抑えられやすくなります。肝は血を蔵する(貯める)場所です。さらに今年2017年は木運不及(もくうんふきゅう)で1年を通して肝の力が弱っていますので、今年の秋は血により一層影響が出やすくなります。

          これに加えて、この方は妊娠中であり、自分の血液や栄養をお腹の中の赤ちゃんに沢山送っておりますので、血の弱りが顕著に出てしまいます。そうすると血をめぐらす心も弱ります。

           

          この影響が少陰心経のしびれとして現れてきていると考えました。そけい部のしこりも、場所と生理周期に合わせて症状が出るという事からも厥陰肝経(けっちんかんけい)の血の弱りからくる症状です。温めてあげると痛みが楽で、自身では冷えをそこまで自覚されておりませんが、外気温も寒く(涼しく)なってきて、表虚(ひょうきょ:皮膚表面の陽気の不足)もあります。

           

          心の裏は小腸であり、心の血が弱り冷えれば、小腸に影響が流れ便がゆるくなったり、お腹がゴロゴロしてくきます。

          (これは傷寒論にも書いてあります、「・・・設脈浮革因爾腸鳴者・・・」と。)

          この方も便がゆるくなってきております。これはこの原理から血の弱り、心の弱りと取りました。

           

           

          当帰四逆湯(とうきしぎゃくとう)2日分処方致しました。

          1回店頭で服用してもらい、20分後にもう一回、1時間後にもう一回服用するようにお伝え致しました。また何か感じたらご連絡下さいとお伝え致しました。

           

           

           

          < 結果 >

           

          9時50分頃

          1包服用すると10分後くらいで楽なのが実感でき、15分後には最初の症状を10とすると、3〜2くらいになって、しびれと肩こりと痛みがあと少し残っているくらいになった。

          10時10分頃 もう1包服用

          10時50分頃 痛みはほとんどなく 10の症状が1になった。

           

          とご報告頂きました。

           

          もう少し飲んでいきたいということで、1週間分お渡しいたしました。

           

           

          10月23日頃に、小指に2ヶ月前からできていたイボが小さくなった気がします、大変飲みやすく感じます、とご報告頂きました。

           

           

          その季節の体の働き方の変化、妊婦さんの体、そして漢方薬の効き目の早さに、改めて勉強になりました(-ω-)/

           

           

          bnr_hp150.gif

           

           

           

           

           

          | 漢方 | 18:32 | comments(0) | - |
          急に肌が白くなってきたら肺炎注意!?
          0

            JUGEMテーマ:健康

             

             

             

            先日、ある80代女性のお客様と久しぶりに店でお会いした時に、肌の色が以前と比べて大変白くなっていました。そのことをお伝えすると、ご本人さんは「そうぉ・・・!?」と気付いていない様子でしたが、一緒にお越しになられていた兄弟さんも、私の話で「本当だ・・・、白いよ!」と気付いてくれました。

            何も特別な事をしていないのに、色白になってくる・・・。
            これは何を表していると思いますか?

            若い女性の人は「肌が白くなったね!」と言われると嬉しいかもしれませんが、この方の場合はそんな楽観的なことは言ってられません。顔色や皮膚の色が白くなってきているということは、漢方的には「肺が衰えてきている」と捉えます。もちろん貧血の青白さや、一時的な体調などで白くなることもあるでしょうが、この方の場合は年齢的なこと、自分ではコレといって思い当たる原因がないこと、今までのその方の状態、経過などを考えると肺の力が衰えてきていることが分かりました。

            どなたでも、病院で長く入院して寝ている時間が長くなると、痩せてきて色白になってきます。これは「久臥(きゅうが)気を傷(やぶ)り、肺を労(ろう)す」と言って、長い間臥して横になっていると、肺の気が弱り衰え、肺や大腸、皮膚や鼻などに弱りの症状や病気を起こしてしまうという意味です。肺気が衰えてくると、肺の状態を反映する皮膚が白くなってくるのです。案の定、最近鼻水も出ることが多くなった、家で一人暮らしで横になる(臥する)ことも多くなった、という症状も出ていました。全て肺の気が弱って出てくる症状でした。


            私は、その方に「肺炎」に十分注意するように伝えました。ご高齢の方の肺炎は、死亡率が高いのです。肺気が弱り、皮膚の守りが弱ることで風邪は引きやすくなります。それに加え、これからだんだん寒くなってきて、インフルエンザも流行してきます。とにかく風邪を引かないように十分注意して頂くこと、今は元気でも少しでも風邪気味になると回復することが出来ず長引いて症状が激しくなると肺炎まで引き起こす可能性があること、ガタガタっと急に弱る可能性があることをお伝えしました。

            とにかく今から予防的に温め補っていく(保元黄などで)ことが、これから元気でいて頂くためには非常に大切だと一生懸命伝えました。

            その方は昔からの大切なお客様です、ずっと元気でいてもらいたい!!

            今現れてきている体からのサインをお伝えして、その人が前もって自分の状態を知りこれからの予防・養生をして頂けたら・・・・・、その方の未来が元気で幸せなものでありますように・・・・

            私も一人でも多くの方に色々とアドバイスが出来るようにこれからも勉強頑張ります!!
             

            | 漢方 | 09:37 | comments(1) | - |
            腕が上がらない妊婦さん 
            0
              今回は妊婦さん(ちょうどご来店された日が出産予定日の方でした)の腕が上がらないという症例をご紹介させて頂きます。
              2017年9月28日 朝ご来店
               ●左腕が90度まで(肩の高さまで)しか上がらない
               ●昨日の朝から起こり寝違えたかと思っていたが、昨日は一日中ずっと症状があり今朝になると昨日よりもひどくなっていた
               ●先程保育園に子供を送っていったときに、左腕で荷物を持ったらビリビリっと激痛が走った
               
              痛む場所をお聞きすると、太陰肺経(たいいんはいけい)の雲門(うんもん)という場所でした。
              少陽胆経(しょうようたんけい)の肩井(けんせい)もこっていました。
              (朴庵塾セミナー 基本テキストより抜粋)
              陰陽調節湯(いんようちょうせつとう)を2日分処方致しました。
              9月29日 ご来店
               「1回服用して30分くらい経って気づいたら痛み取れてました、劇的に効きました!ありがとうございました。」とご報告頂きました。
              聞くと1回しか飲んでいないとのことでした・・・(笑)
              陰陽調節湯は、太陰肺経と少陽胆経の詰りを取り、気血の巡りを良くして筋肉を和らげます。気持ちも楽にします。この方は妊娠されていて暑いと言われておられましたので、胎児は火の玉で陽気の集合体として考えますから、この陰陽調節湯で血の余分な偏った熱を和し、バランスが取れ、つまっている経絡が通じて症状が取れたのだと思います。
              改めて漢方薬のシャープな効き目、勉強になりました(-ω-)/
              妊婦さんや授乳婦さんの体調にお悩みの方は、我慢せずにツルガ薬局までお気軽にご相談下さいませ。
              bnr_hp150.gif

               

               

               

               

               

               

              | 漢方 | 10:53 | comments(0) | - |
              検査数値の落とし穴  〜 腎臓のクレアチニンとGFR 〜
              0

                 

                 

                健康診断や病院の検査で示される検査数値。

                最近よく目にされる機会も多くなってきているのではないでしょうか。

                 

                店頭でも検査数値についてよくご質問を受けます。

                検査数値を見ていくにあたり大切なことがあります。

                検査数値はもちろん病気発見や状態把握のための有用な手段の一つにはなりますが、絶対的なものではないということです。また何か1つの数値だけを見て判断するのではなく、いくつかの数値を総合的に見ていく必要があります。継続的に見ていかないと分からないこともあります。そしてもう一つ、検査数値には正常値というものが表示されていますが、病院によって正常値の数字が大きく違うことも少なくありません。厳格に見ていかなければいけない数値もありますが、あまり細かい数値を気にしなくていいものもあります。

                 

                さて今回は、腎臓の検査数値で大切な「クレアチニン」と「GFR」について簡単に説明させて頂きます。

                 

                先日も書きましたが、腎臓には、血液を糸球体というろ過フィルターに通してきれいにする働きがあります。この血液をきれいにする力、糸球体でろ過された値をGFR(ジーエフアール)という数値で表します。GFRが低いということは、腎臓の働きが悪いということを意味します。GFRの基準値は、60以上と言われています。

                 

                このGFRは、\別、年齢、7豈嫦罎離レアチニン(筋肉のごみ)の量、の3つから推算されます。のクレアチニンは、筋肉のゴミですから、クレアチニンが高ければ高いほど腎臓でろ過できていない、つまり腎臓の働きが悪いということになります。クレアチニン(Crとも書きます)の基準値は、男性:0.5〜1.1、女性:0.4〜0.8とされております。

                 

                GFRが低くなり、クレアチニンが高くなって、自身の腎機能だけではなかなか血液をキレイにすることが出来なくなると、透析(腎機能を人工的に代替する)が開始されます。この透析の目安を日本透析医学会が発表しております。それによりますとGFRが8未満、クレアチニンは8以上になってから透析を行う方が生命予後が良好で望ましいとされております(細かく言うと他の様々なことで透析導入のラインは変わりますので、絶対的なものではありません)。

                 

                さてここからが本題ですが、例えばGFRが10の人が店頭に来られた時に、この数字だけを見て判断することは実はよくありません。上述したようにGFRは筋肉のゴミであるクレアチニンを糸球体でどれくらいきちんとろ過できているかどうかを現した値です。つまりクレアチニンから算出されます。クレアチニンは筋肉のゴミですから、そもそも筋肉が痩せている人はクレアチニンの数値も基準値よりも低く考えなければなりません。80歳のご高齢のご婦人で、痩せて筋肉の量が少ない方のGFR10の場合は、実際のGFRよりも低い、つまり一般的なGFR10の腎機能よりもさらに悪い(低い)と判断しなければなりません。反対に筋肉が多い人でGFR10の場合、一般的なGFR10の腎機能よりも良い(高い)と判断致します。

                 

                 

                このように検査数値においても、数値だけを見て判断するのではなく、その人自身の年齢や体格、様々なことを考慮しながら見ていかなければ本当の意味が分からないのです。検査数値を見る時も、漢方薬をお出しする時も、その人自身をきちんと見ていくこと、根本を捉えることが大切なことになるのです。

                 

                 

                 

                bnr_hp150.gif

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                | 漢方 | 13:41 | comments(0) | - |
                心臓と腎臓の意外な関係性・・・  〜 相性相剋とは 〜
                0

                  今週は、水曜日の薬剤師会の循環器系の勉強会があり、心臓中心の内容でした。

                  そして木曜日は、検査数値の専門的な講師を招いての自店勉強会で、腎臓の検査数値について勉強致しました。

                   

                  一見、心臓と腎臓と全く違うように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は関係が深いのです。現にそれぞれの勉強会で心臓の構造と働き、心不全の症状、むくみや腎臓の働き、腎臓に作用する利尿薬など共通する内容がありました。

                   

                  「腎臓が悪くなると、心臓にもその影響が及び負担がかかってくる」

                  これは西洋医学でも様々なデータで分かっていることですが、漢方の東洋医学では昔から説明されています。

                   

                  相生相剋(そうせいそうこく)の関係というのがあります。

                  肝臓は心臓を助け、心臓は脾臓(ひぞう:東洋医学の五行の脾臓はすい臓と考えます)を助け、脾臓は肺臓を助け、肺臓は腎臓を助け、腎臓は肝臓を助けます。助けがあることで各々が正常に働くことができます。この助け合う関係性を相生(そうせい)と言います。

                   

                  反対に、力を持ち過ぎているところは抑え合いながらバランスを取っていこうとする関係性もあります。これを相剋(そうこく)と言います。肝臓は脾臓を抑え、脾臓は腎臓を抑え、腎臓は心臓を抑え、心臓は肺臓を抑え、肺臓は肝臓を抑えて健康を保ちます。

                   

                   

                   

                  例えば、腎臓について見てみましょう。

                  腎臓の代表的なはたらきとして、血液をきれいにしたり、血圧を調整したり、赤血球の合成、カルシウムの吸収や骨形成、水分や体液、ミネラル、PHの調節などが知られております。

                   

                  腎臓は血液の汚れをろ過していく場所ですから、腎臓が悪くなると糸球体(しきゅうたい)というろ過フィルターの目が粗くなり、普通なら通さないタンパク質までも通過して尿に漏れ出てきてしまいます。それによって血液中のタンパク質であるアルブミンも減ってきてしまいます。このアルブミンは、血液中の水分調節をしているタンパク質です。また体力の指標・栄養状態を反映し、骨折や寝たきり、ガンや感染症の予防、免疫や自然治癒力・ホルモン力を高め、若々しく健康で長生きの絶対第一条件とされている非常に大切なタンパク質です。このアルブミンが減ることで、水分調節が出来ずに血液中の水分量が増え、血管内や心臓にかかる圧力も高まり負担がかかります。これにより、むくみや頻脈、動悸が出やすくなります(腎臓は心臓を抑える相剋関係です)。

                   

                  実はこのアルブミンは肝臓でしか作られません。つまりアルブミンが尿で漏れ出てくるほど腎臓が悪くなると、肝臓は減ってきたアルブミンを少しでも増やそうと頑張ります。つまり負担がかかるのです(腎臓は肝臓を助ける相生の関係です)。

                   

                  また肝臓は血を貯めこむ場所です。元気な血がきちんと肝臓に戻り蓄えられることで肝臓も正常に働くことが出来ます。実は血液中の赤血球を作るためには、腎臓から分泌される「エリスロポエチン」というホルモンが必須になります。腎臓が悪くなりエリスロポエチンが減ると貧血(腎性貧血)となり、肝臓も弱るのです(腎臓は肝臓を助ける相生の関係です)。

                   

                  このように腎臓と心臓の関係性について、西洋医学では様々な研究や統計で最近分かってきましたが、東洋医学では実は何千年も前から理解されていたことなのです。

                   

                  東洋医学・漢方薬の理にかなった考え方、改めて感動いたしました(/ω\)

                   

                   

                   

                   

                   

                  bnr_hp150.gif

                   

                   

                   

                   

                   

                  | 漢方 | 11:47 | comments(0) | - |
                  めまい、急なのど痛、首と肩こり、下半身の冷え 〜 この時期案外多い状態 〜
                  0

                    最近風が涼しくなってきました。気温も秋らしくなり、過ごしやすくなってまいりました。

                    ただ生活は、まだ夏と同じようにクーラーや冷蔵庫の中の冷えた物を取っている方も多いのではないでしょうか。

                     

                    昨日は休日急患センターで勤務させて頂きましたが、熱が出るお子様が多かったように感じました。冷たい物が続いていると子供さんは大人よりも体が弱いですから、鼻水や咳、風邪などの体調不良を起こしやすくなります。養生法は、とにかく甘い物(お菓子やパン)、冷えた物や果物は控えて頂きたいという事になります。

                     

                    クーラーなどで皮膚表面から冷やし、夏から秋にかけての飲食物で体内も冷やし、この時期よく腎まで冷えて体調不良を起こす方が多くいます。腎は、体内で一番深い所に位置しますから、本来はそこまで冷えの影響が出てしまうということは大変なことなのですが、最近は若い人でも多く見られるようになってきました。体を養う食事が減り、栄養不足、血液や体に力が無い人が増えてきたためと思われます。普段の食生活が予防には大切ですね。モデルやアイドルの方々が色々な媒体で身近になり、体型や外見、その時の格好良さやキレイさばかり追い求める方が多くなってきました。5年後や10年後、20年後の自身の身体を左右していく命を養う本当の食事に意識を置く方が減ってきたように思います。注意していかなければいけません。

                     

                     

                    さて先日来られた50歳の女性。

                    頭痛、めまいがあり、前日に常備してある苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を服用して頭痛は治まったが、それ以外の体調不良が出てきて来店。

                    ●めまいあり

                    ●足首の冷えあり

                    ●首筋のこり、肩こりはもともとある(五十肩)

                    ●今朝からのどが痛い

                    ●風邪っぽいが寒気無し

                    ●体はだるく、ぼっーとする

                    ●食欲なし

                    ●昨日の夜は透明の小便が出て、今朝も回数多く色は薄い

                    ●下痢は無し

                     

                    原因を聞くと、冷たい物を取ったからかもしれません、とのことでした。顔は少し赤くのぼせているような感じもありました。

                    少陰病(しょういんびょう:体内の水と血のバランスが乱れ、腎や心に影響がでる病)の状態と取り、真武湯(しんぶとう)を3日分処方致しました。

                    店頭で服用して頂き、10分程で身体が温まってきて、めまいと首コリがやわらいできた、とおっしゃって頂きました。

                    夕方頃に再来店されたころには、もうすでに6包程服用されており、かなり良くなられておりました。

                     

                     

                     

                    この時期体を冷やし過ぎないように、お体に気をつけてお過ごしください。

                     

                     

                     

                    bnr_hp150.gif

                     

                    | 漢方 | 12:48 | comments(0) | - |
                    漢方薬は本当に効くのか・・・!?  〜驚くほどの効果に感動〜
                    0

                      「漢方薬って本当に効くんですか?」

                      「漢方薬って長く飲まないと効かないですよね?」

                       

                      未だに多く聞かれます・・・( ノД`)シクシク…

                       

                      単刀直入に言いますと、漢方薬はすぐ効きます。傷寒論に「二刻一周」、つまり28分48秒で気血は身体を一周回ると書いてあります。漢方薬を服用すると約30分で身体を一周回り、1回服用分の効果が出ます。2回飲めば2回分の効果が出ます。漢方薬はすぐ効いているのです。

                      ただ、漢方薬の効き目は、その人の持つ自然治癒力を最大限発揮できるように整える働きですから、無理やりに抑えつけて一時的に強力に止める西洋薬(病院のお薬や薬局の風邪薬、痛み止めなどのお薬)とは違います。一時的でも西洋薬で抑えつければ、すぐに実感は得られますが、治していることとは違いますから、自分で治していく準備が整っていない方はお薬の効果が切れればまた症状は出てきて元に戻ります。

                      漢方薬は、自分で治していく原理原則に基づき、治しやすいように整えてくれますから、その治り方も「知らない間に楽になっていた!」とか、「気づかないうちに症状無くなっていた!」と言う感じで表現される方がほとんどです。自分自身で治して良くなっていることに気付かない方が多いです。そのくらい自然な効き方なのです。でもすぐ効きます。

                       

                       

                       

                      その証拠に、私が漢方薬の効き目に本気で感動した症例をご紹介させて頂ければと思います。

                      【百聞は一見に如かず】ですから写真を掲載させて頂きます。

                       

                      皮膚のかかとの肉がえぐれて、骨らしきものが見えるほどのひどい状態でした。

                      細かい経過や漢方薬処方名は省略させて頂きますが、病院へかかり塗り薬や様々な処置をしていても全然治ってくる気配がなく、患者様ご本人が「ツルガ薬局で治していきたい!」と言って頂いたため、漢方薬中心に治療させて頂きました。本来は薬局で治療していくレベルではないと思います。それくらいの状態です。

                       

                       

                      最初は少しケガをしたくらいの傷だったということですが、だんだんひどくなり肉がえぐれてきました。

                      病院の手当や色々な塗り薬などしていても一向に良くならず、逆にだんだん大きくなってきていました。

                       

                       

                      いくつか状態を考えて漢方薬を飲んで頂きましたが、怪我の修復、肉の再生には全く効きませんでした。

                      色々と処方を変えながら、ある2種類の漢方薬を飲み出してから劇的に変わりました。

                      たった3日程で、急に患部に浸出液が分泌されてきたのです。

                       

                       

                      ここから3週間継続服用した結果、

                       

                      そこから3ヶ月服用後、もう傷は完全に塞がりました。

                       

                       

                       

                      私はこの時の漢方薬のことが忘れられません。

                      「病院ではなく、ツルガ薬局で治したい」とお客様から言って頂いたことに対しての喜びと責任。

                      最初のいくつかの漢方処方は足のかかとの傷には全く効かなかったわけです。

                      何とかしてあげたい、治って頂きたい・・・。

                      必死になって出した漢方処方。

                      数か月にもわたって治らないどころか徐々に傷も大きく肉のえぐれ方も激しくなってきた患部が、

                      その人の体の状態に漢方薬がバッチリ合った瞬間、ものの3日程で患部に変化が出てきて「治りそう!」とご本人様がうれしそうに店に来ていただけた、あの出来事が私の中では忘れられません。

                       

                      この例では、恐らく漢方薬がなければ、この方は傷はいつまで経っても治らなかったと思われます。

                       

                      私が漢方薬の効き目に本気で感動した症例です。

                      もし、病院の手当やご自身で養生されてもなかなか改善されてこない、そんなときにはツルガ薬局にお気軽にご相談下さいませ♪

                       

                       

                       

                      bnr_hp150.gif

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      | 漢方 | 13:31 | comments(0) | - |
                      | 1/11PAGES | >>